<お遍路宿紹介>宿坊:第75番札所 善通寺『いろは会館』

 2017/12/22  2018/11/03

四国八十八ヶ所霊場会の本部にして、広大な敷地面積を誇る香川屈指の古刹、第75番札所 善通寺。巡礼者を受け入れる宿坊も、やはりマンモス級でした。2017年ゴールデンウィークのお遍路宿泊記です。


2017/5/1宿泊

善通寺山門前

善通寺の駐車場に自転車を停めて、山門へ向かいます。敷地が広すぎるので、目的地へ向かうのにも一苦労です。

善通寺山門電話ボックス

善通寺山門。早朝のため参拝客は少ないですが、散歩している人は多々散見されます。電話ボックス越しの五重塔がいいね。ひさしにも注目!

善通寺瓦紋

瓦紋が『善』マークになってます。

善通寺五重塔

五重塔。高さは43m。明治35年(1902年)に完成した4代目の塔で、国指定の重要文化財です。

善通寺五百羅漢 善通寺伽藍

境内の広さに、寺としての余裕を感じます。お遍路さんたちが集合写真を撮ってますね。

善通寺本堂

こちらは金堂。善通寺の本堂です。本尊は薬師如来坐像。元禄12年(1699年)に上棟された国指定の重要文化財。

善通寺境内

善通寺のパンフレットより

なんと善通寺の境内は、伽藍(東院)と誕生院(西院)の2つに分かれています。今まで見てきたのが伽藍。

善通寺誕生院回廊

誕生院の仁王門を入ってすぐの回廊。何の誕生かというと、もちろん弘法大師のことですね。

善通寺大師堂

こちらは御影堂。善通寺の大師堂にあたる建物です。御影堂の前身である佐伯家邸宅にて、弘法大師は爆誕したそうです。

善通寺境内

御影堂と聖霊殿の間の渡り廊下。

ここで善通寺をいったん離れて、中讃のうどん屋を巡礼。再び善通寺に戻ってからの、宿坊レポートをお送りします。

善通寺宿坊いろは会館

善通寺宿坊『いろは会館』。部屋数は50室、宿泊定員は250名にも及びます。これはマンモス宿坊だ!

善通寺宿坊玄関金剛杖

玄関の金剛杖置き場。宿泊者の多くがお遍路さんのようです。

善通寺宿坊ロビー 善通寺いろは会館ロビー

甘味処のようなロビー。チェックイン。

善通寺宿坊チェックイン

宿泊料金ですが、
・1泊2食付き 6,100円
となっています。宿坊の相場は大体6,500円なので、こちらは安いと言えます。

以下、参考。
・1泊夕食付き 5,600円
・1泊朝食付き 5,100円
・1泊食事なし 4,600円

善通寺宿坊廊下

ルームキーを渡されませんでした。岩本寺や金剛福寺の宿坊と同じ鍵なしタイプですね。

善通寺宿坊和室

8畳和室でテレビ付きです。内鍵はかけられるみたいなので、少し安心。

善通寺いろは会館客室

貴重品は金庫を利用しましょう。部屋にはトイレ・風呂はありません。

善通寺宿坊金庫 善通寺宿坊浴衣丹前

『善』マークの入った丹前もあるよ。当たり前ですが、お勤めの時に着て行くのはダメですよ(笑)

善通寺宿坊お茶セット 大師せんべい

お着きの菓子にも『善』マーク。『大師せんべい』という名前で売店にも売っているとのこと。

善通寺いろは会館廊下

夕食の17:30までは時間があるので、大浴場に行ってみましょう。温泉です♪

善通寺宿坊お風呂 善通寺いろは会館脱衣所

大浴場の利用時間は16~21時。シャンプー・ボディソープ・ドライヤー備え付けです。

善通寺宿坊温泉

『大師の里湯温泉』
◆泉質:弱アルカリ性低張性冷鉱泉
◆効能:神経痛・筋肉痛・関節痛・冷え性・疲労回復など

善通寺宿坊お酒 善通寺いろは会館金陵

館内ではお酒も買えます。金陵は香川のお酒です。

善通寺宿坊洗濯室

洗濯室は無料で使えます。利用時間は15~21時。

善通寺いろは会館洗濯機 善通寺宿坊洗濯洗剤

洗濯機・乾燥機、各4台。洗剤も無料です。毎日歩くお遍路さんにとって、洗濯にお金をかけずに済むってのはうれしいことです。

善通寺宿坊食堂 善通寺いろは会館食堂

1階食堂へ。個人客のほか、小規模の団体さんの姿もあります。

善通寺宿坊夕食

夕食は和定食。メインはタラの西京漬けのホイル焼きですかね。

善通寺いろは会館うどんすき

鶏のうどんすきがめっちゃうまかった。精進料理については要相談とのこと。

善通寺宿坊内

お勤めが行われる御影堂へは、外に出ることなく行けるらしい。お酒を買って部屋に戻るもよし、もう一度風呂に入るもよし、外出するもよし。ただ、門限・消灯が21時となっているので注意。

善通寺宿坊宿泊

朝のお勤めは5:30からなので、この日は早めに就寝。

そして翌朝。御影堂の中は撮影禁止なので、文字のみで伝えさせていただきます。

善通寺戒壇めぐり

お勤めでは多くのお坊さんが壇上に並びます。法話のあとには、『戒壇めぐり』が待っています。『戒壇めぐり』とは、御影堂地下に存在する、明かりひとつない道を手探りで歩くイベントです。善通寺パンフレットによると、“暗闇の中で自己を見つめなおし、お大師さまと結縁できる道場”とのこと。

“奥殿真下にあたる《御誕生の聖地》では、お大師様のお声(※)が、わたしたちをお諭しくださいます。”
※モンタージュ・ヴォイス制作/日本音響研究所

つまり「オカルト体験ができます」ということです。

団体のおばちゃんたちが僕の前にいたので、近付きすぎて体にタッチしてしまわないかハラハラしました。これが結構長くて、100mにも及ぶものでした。子供とかがすごく喜ぶ感じのやつです。(僕も楽しかった)

でも、終始ハラハラしてたんで、自己を見つめなおす余裕がありませんでした。ハラハラする自分を再確認できたのは、見つめなおせたということなのかもしれません。おばちゃん、ありがとうございます。

ちなみに通常だと宝物殿拝観とセットになって500円かかりますが、宿泊者は戒壇めぐりは無料で参加できます。

さて地上に戻って、その流れで食堂へ。

善通寺宿坊朝食

朝食も和食です。

善通寺いろは会館朝食

うどん遍路も並行しているので、ご飯のおかわりは控えます。

善通寺宿坊トイレ洗面所

トイレと洗面所。チェックアウト後は、善通寺周辺のいろんな名店を楽しみましょう。

善通寺熊岡菓子店

『カタパン』という堅いお菓子が名物の熊岡菓子店や、

善通寺宮川製麺所

鍋底に沈殿するイリコ入れ放題の宮川製麺所

善通寺仁王門弁天社前にて朝の風景

お遍路さんじゃなく観光客としても泊まれますので、弘法大師ゆかりの文化に興味がある人はぜひ。

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