【夏の雲取山】お祭から三条の湯を経由するルートが癒されすぎる

 2018/08/11

さて、みなさん。登山の疲れを癒してくれ るものといえば、何を思い浮かべるでしょうか。山頂から見る絶景?いやいや、馬鹿言っちゃいけません。そうです、温泉ですね。今回は、東京都最高峰の雲取山(2,017m)に登るために、温泉付きの山小屋『三条の湯』さんに泊まってきました。

1泊夕食のみ


登山データ

  • ルート:鴨沢西バス停 ~ お祭登山口 ~ 後山林道 ~ 三条の湯 ~ 三条ダルミ ~ 雲取山山頂 ~ 奥多摩小屋 ~ ブナ坂 ~ 小袖登山口 ~ 鴨沢バス停
  • 登山時期:2018年7月上旬
  • かかった時間:登り→7時間23分 下り→4時間4分
  • 最低標高地点:鴨沢バス停(標高535m)
  • 最高標高地点:雲取山山頂(標高2,017m)
  • 標高差:約1,482m
  • 総歩行距離:約26km

※標高、歩行距離は目安とお考え下さい

コースタイム

詳細レポート

雲取山は東京都・埼玉県・山梨県の境界にある山です。山頂を目指すコースはたくさんあるようですが、ネットの情報量から判断すると、メジャーなものは以下の3つに絞られます。

  • 鴨沢バス停(奥多摩駅)からのコース
  • お祭バス停(奥多摩駅)からのコース
  • 三峯神社バス停(三峰口駅)からのコース
  • カッコ内は最寄り駅

そして、僕が今回使うのは『お祭バス停からのコース』です。このコースの特徴は、なんといっても温泉付きの山小屋『三条の湯』があること。やはり温泉に入るために、このコースを選ぶ人も少なくないでしょう。

まず1日目は雲取山山頂にはアタックせず、その手前にある三条の湯を目指します。ゆっくり宿泊して、翌日に山頂を目指す行程にしました。

下山はピストンではなく、鴨沢バス停へ下りてくるコースを取ります。

奥多摩駅
9:30

それでは、奥多摩駅からレポートをしていきます。駅前の『西東京バスサービスステーション』というバスターミナルから、バスに乗って『お祭』バス停へ向かいます。2番のりばです。

『お祭』で下車できるのは、『丹波』行の便だけです。ただ、『丹波』行は便数が少ないです。下の時刻表を見てもらえばわかりますが、1日数本ですので、『鴨沢西』行も利用するといいでしょう。
 
<奥多摩駅→丹波(平日)>

行き先 奥多摩駅 鴨 沢 鴨沢西 お 祭 丹波山温泉 丹 波
鴨沢西 5:34 6:08 6:13      
鴨沢西 6:36 7:10 7:15      
丹 波 7:00 7:34 7:36 7:38 7:47 7:54
鴨沢西 8:42 9:16 9:21      
鴨沢西 9:30 10:04 10:09      
丹 波 12:25 12:59 13:01 13:03 13:12 13:19
丹 波 14:40 15:14 15:16 15:18 15:27 15:34
鴨沢西 15:30 16:04 16:09      
丹 波 17:18 17:52 17:54 17:56 18:05 18:12

 
<奥多摩駅→丹波(土・日曜日・祝日)>

行き先 奥多摩駅 鴨 沢 鴨沢西 お 祭 丹波山温泉 丹 波
鴨沢西 6:05 6:39 6:44      
鴨沢西 7:00 7:34 7:39      
丹 波 8:35 9:09 9:11 9:13 9:22 9:29
鴨沢西 9:30 10:04 10:09      
丹 波 11:00 11:34 11:36 11:38 11:47 11:54
丹 波 12:28 13:02 13:04 13:06 13:15 13:22
鴨沢西 13:59 14:33 14:38      
丹 波 14:35 15:09 15:11 15:13 15:22 15:29
丹 波 17:18 17:52 17:54 17:56 18:05 18:12

(令和元年10月1日改正)
西東京バス時刻表 – 丹波山村

『鴨沢西』から『お祭』までは約1.2km、20分くらいの道のりです。「早い時間帯の便のバスに乗りたいけど、そもそも奥多摩駅にそんな早くたどり着けないよ…」という人は、『鴨沢西』行に乗り、歩いてお祭に向かうのもひとつの手でしょう。

かくいう僕もうまいこと『お祭』行のバスの乗れなかったので、『鴨沢西』行のバスに乗りました。奥多摩湖に沿ってバスは進みます。途中で『鴨沢』バス停があり、ここで降りて雲取山山頂を目指すのが一番メジャーなコースとなっているようですね。

鴨沢西バス停(550m)
10:08

終点の『鴨沢西』に着きましたので、ここから歩いて『お祭』を目指したいと思います。時刻表を見てもらえればわかりますが、ここから先へ進むバスは平日4本、土日祝日は5本しかありません。

乗ってきたバスは折り返しのため停車しています。

歩道らしい歩道もないまま進んでいきます。小雨に打たれつつ歩くこと17分、『お祭』バス停に到着しました。

1kmちょっとですので大した距離ではありませんが、すれ違う自動車には注意が必要です。

ここには山荘おまつり(お祭荘)がありますが、今は人がいる気配がありません。

一泊二食付6,900円、素泊まり3,700円(税込み)と書いてあります。まだ登山口の手前なので、なかなか泊まる人がいなさそうな気もします。

ここのすぐ先に登山口がありますので、ここで登山靴に履き替えたいと思います。なお登山口までは200mほどあり、途中に路肩があります。そこが無料(無断?)の駐車スペースとなっているようですので、車で来る方はどうぞご参考まで。

お祭登山口(570m)
10:33

看板に『三条の湯へ10km』と書かれています。だいたい3~3.5時間くらいを見積もっておけばいいです。ですから、今日の到着は14時くらいですね。

事前に宿に予約の電話をしたときに、「17時くらいには来てくださいね。」と言われました。逆に早い分には何時でもいいみたいです。ただ、早く着きすぎてもお風呂の用意ができてないと思うので、その辺は事前に伝えておきましょう。

青い鳥を発見。あとで調べたところ、オオルリという名の鳥だそうです。

弱い雨が依然降っているので、レインウェアを着ます。

日差しがないことが幸いして、クラクラするような暑さはありません。その代わり蒸し暑いので、レインウェアは羽織る感じで。

三条の湯林道後山線 片倉谷ゲート

しばらく進むとゲートがあり、この先は許可のある車しか通れないようになっています。ここには駐車も出来ません。

Googleマップによると『片倉谷ゲート』と呼ばれているようです。

ここから林道後山うしろやま線のはじまりです。後山川に沿っているので、そこから命名されているのかもしれません。登山者はゲートの脇を抜けて進みましょう。

奥多摩小屋閉鎖

平成31年3月31日に、奥多摩小屋が取り壊しになるようです。

僕が歩いているときは1台の車も通りませんでした。しかも、整備されているので歩くの苦じゃありませんでした。

落石防止のネット。三条の湯の関係者のほか、工事業者も通ったりするのだろう。

塩沢橋という橋を渡ると丁字路になっていて、

右側は林道塩沢線の入り口となっています。ここが起点。

僕は左に進みます。

路傍の地図は撮っておいたほうが良いですよ。沢の名称など、細かい情報も載ってたりしますから。

しばらく進むと、ミタケ沢という沢の入り口があります。

『中継点』と書かれています。ここが始まりじゃないの?どういう意味なんでしょう。

この階段から沢に下りられるようになっています。ちなみに現在地はココ↓

お祭登山口から約7.5kmの場所です。三条の湯まであと2.5kmといったところでしょうか。

少し行くと広場があり、その先が林道の終点となっています。

三条の湯の軽トラが停まっています。

ここから先は小屋の人も人力で物資を運び入れるのでしょうか。

鳥瞰の案内図もいいですね。

宿の前まで車で行けないところなんかも、ちょっとした秘境っぽさが感じられます。

起伏に沿って徐々に高度が上がっていきます。

リスに注意ではありません。『たき火 たばこ』という文字が消えかかっているようです。

そうこうしてるうちに、建物が見えてきました。

三条の湯です。結構すごいところに建っているなぁ。

下はテン場になっているよう。今日は雨だからか、1人も利用していません。

着いた!

三条の湯到着(1,103m)
13:50

とりあえずチェックインを済ませます。女性のスタッフさんが迎えてくれました。

施設の案内と、お風呂や食事の時間の説明を受け、前金で宿泊料を支払います。1泊2食付きで8,200円です。料金表載せときますね。

大人 小学生 幼児
1泊2食付き 8,300円 7,700円 4,700円
夕食のみ 7,500円 6,900円 3,900円
朝食のみ 6,600円 6,000円 3,000円
素泊り 5,800円 5,200円 2,200円
弁当 800円 800円 800円
テント 700円 400円
入浴 600円 400円
入浴(テント泊者) 400円 400円

あと、ネットがつながらないので、「機内モード」にすることもすすめられました。ここでのスタッフさんの情報源は、かろうじて映るBSだそうです。

三条の湯の詳細なレポートについてはこちらの記事をご覧ください。

スタッフさんが「お湯はもう沸いているので、時間は気にせず入っていいですよ」と言ってくれたので、入りに行きます。

独り占め!3人くらいは入れそうな浴槽です。成分表に『弱硫化水素臭』とあるように、ちょっとだけ香ります。

入って右側にひとつカランがありますが、シャワーはありません。

排水はダイレクトに沢に流れるそうです。なので環境のため、シャンプーや石けんは使えません。

お湯には温泉らしいヌルヌル感があります。細かい浮遊物があるのですが、これは湯の花だそうです。

源泉は冷鉱泉。小屋のまわりに置かれていた薪で沸かしているのだそう。ちなみにこの薪、国立公園内であるため落ちてる木しか利用しちゃいけないっていう決まりがあるそうです。

三条の湯の夕食。ご飯はおかわりし放題。白湯も飲み放題。さっき水場で見かけた野菜。これ実は三条の湯のオーナーの畑で獲れたものだそう。このあたりで仕留めた鹿の肉のローストも出てきました。

スタッフさんがトークで場を盛り上げてくれるので、はじめて泊まる人でも楽しい夜になると思います。この時はやはりマカオから来た女の子に質問が集中しました。だって、マカオ出身の人ってなかなか出会わないですし、何で雲取山に登ろうと思うのかが不思議ですから。

なお持ち込みは自由ですが、こちらでお酒を注文することもできます。

希望すれば、食後にもお風呂に浸かれます。消灯の時間(21時)が迫ってきたので、めいめい部屋に戻ります。

スタッフの方の話によると、「ここから雲取山頂までかかる時間」は、「お祭登山口からここまでかかった時間」とほぼ同じ。僕で言うと、3時間ちょっと。山頂から鴨沢バス停までは4時間とのこと。

16時前に鴨沢バス停に着くことを目指して、明日は朝7時に三条の湯を出発することにしました。

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