【はじめての方へ】三条の湯の施設ご案内

 2018/08/11  2019/01/21

雲取山山頂への登山道はいくつかありますが、その中に『三条の湯』を経由するものがあります。本記事では三条の湯をはじめて利用する方向けに、画像多めでレポートしていきます。


お祭バス停から三条の湯を経由して雲取山に登ったときの全体の行程は、こちら↓のレポートをご参照ください。

三条の湯の宿泊料金

まずチェックインを済ませましょう。

はく製。小グマかな。

施設の案内と、お風呂や食事の時間の説明を受け、前金で宿泊料を支払います。1泊2食付きで8,200円です。料金表載せときますね。

大人 小学生 幼児
1泊2食付き 8,200円 7,700円 4,700円
1泊夕食のみ 7,400円 6,900円 3,900円
1泊朝食のみ 6,500円 6,000円 3,000円
素泊り 5,700円 5,200円 2,200円
弁当 800円 800円 800円
幕営(テント)1名 600円 400円
入浴 600円 400円

なお、日帰り入浴なら600円かかりますが、宿泊者の入浴は無料となります。夕食は17:30から食堂で食べられます。

あと、ネットがつながらないので、「機内モード」にすることもすすめられました。ここでのスタッフさんの情報源は、かろうじて映るBSだそうです。

三条の湯の売店

受付は売店でもあり、カップラーメンやジュース、お酒、記念バッジなどが置いてあります。こちらも料金表載せときます。

料金
缶ビール350ml 500円
焼酎ハイボール 300円
日本酒(澤乃井ワンカップ) 400円
勝沼ワイン(720ml) 1,600円
勝沼ワイン(グラス) 400円
コカコーラ(ペットボトル) 300円
お茶(ペットボトル) 300円
アクエリアス(ペットボトル) 300円
カルピスウォーター 300円
かき氷(夏季限定) 400円
カレーライス 600円
カップヌードル 300円
オリジナルタオル 300円
オリジナル手拭い 700円
バッジ各種 500円
おつまみ各種 200円
ガスカートリッジ 1,000円

登山バッジを物色。全5種。

三条の湯バッジ 三条の湯バッジ

せっかくなので、三条の湯バージョン(500円)を購入しました。僕の撮影のためにわざわざ全部出してくださったスタッフさん、ありがとうございます!

三条の湯の部屋『雲取・飛龍・三ツ山』

僕が案内されたのは『雲取』という個室でした。隣にも個室があり、その名も『飛龍』。今日は僕ともう1人の客しかいないらしく、そのためかどちらにも個室が割り当てられています。

食堂も部屋も一棟になっています。

部屋は8畳ほどあり、仲間内なら5~6人で泊っても楽しそう。クーラーや扇風機はありませんが、今は必要ありません。なぜなら、過ごしやすい温度だからです。ちなみにここは標高1,103m。参考までに、現在20℃となっております。

机の『三條ノ湯』刻印がいい味出してます。

これまた古そうな富士山の写真が飾られています。ここから富士山でも見えるのでしょうか。

布団は好きに使っていいようです。夏以外に活躍するであろうストーブが、部屋の隅に常設されてます。

『飛龍』も同じような個室です。

こちらは大部屋の『三ツ山』です。

今は稼働していませんが、入り口付近に暖炉があります。

畳30枚くらいあるのかな。結構広いです。昨晩は使われてなかったみたいですね。

ベランダにはハンモックがあります。それではお風呂に向かうとしましょう。

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三条の湯の風呂場

現在午後2時。領収書の裏側に印刷されているお風呂の時間割によると、まだ時間外ということになるのですが、スタッフさんが「お湯はもう沸いているので、時間は気にせず入っていいですよ」と言ってくれたので、さっそく入りに行きます。

お風呂は別棟になっています。建物と建物の間を通って下っていくと、左右に2つの小屋が見えてきます。それぞれ大風呂と小風呂という名前がついているのですが、今日は人が少ないので小風呂だけを沸かしているようです。

男性が使うときは『をんな』札を裏返して伏せ、女性が使うときはその逆。

脱衣所。誰も入っていないようです。

独り占め!3人くらいは入れそうな浴槽です。成分表に『弱硫化水素臭』とあるように、ちょっとだけ香ります。

入って右側にひとつカランがありますが、シャワーはありません。

排水はダイレクトに沢に流れるそうです。なので環境のため、シャンプーや石けんは使えません。

三条の湯

お湯には温泉らしいヌルヌル感があります。細かい浮遊物があるのですが、これは湯の花だそうです。

三条の湯 風呂

源泉は冷鉱泉。小屋のまわりに置かれていた薪で沸かしているのだそう。ちなみにこの薪、国立公園内であるため落ちてる木しか利用しちゃいけないっていう決まりがあるそうです。

沢のせせらぎを聴きながら入る風呂というのもおつなものです。『音のソノリティ』で特集されててもおかしくないですね。

こちらは今日入れなかった大風呂。どれだけ大きいのでしょうか。気になります。

風呂から上がって上に戻ると、あたりに煙が立ち込めていました。夕げの準備真っ盛りです。

三条の湯のトイレ

三条の湯の施設を紹介しましょう。こちらはトイレ。チップ制となっています。

男女共同です。個室は洋式と和式があります。和式は非水洗。

流れる水にビックリ。黒酢のように真っ黒です。

流した汚水をバイオマスで浄化して再利用しているのだそう。トイレはお風呂と違い、非放流式なんですね。それを繰り返しているため水が黒いのだとか。使用後のトイレットペーパーは流さずにゴミ箱へ。

三条の湯の水場

こちらは水場。三条の湯周辺は水源であるため、水の心配をする必要が無いほど豊富です。

自由に水を利用してもいいそうです。ただやはり、食べ物の残り汁を捨てたり、歯磨きのすすぎ水を流したりはできません。

フレッシュな野菜が用意されています。

三条の湯の食堂

こちらは食堂。

小腹が空いたので袋ラーメンでしのぎます。食堂内でガスを使ってOKとのこと。私事ですが、バーナーデビューしました。クッカーも付いてるこちらのスターターボックスはおすすめです。

食堂内を見渡していると、『三條の湯の由来』なる筆記が。気になる。

これを読んでみたので要約すると、この辺りに住んでた人が鹿に傷を負わせて追跡したところ鹿が湧き水で治療しているのを発見し当初は『鹿の湯』と名付けて飲用したり湯治に利用したりしたけど不幸にも流失し容易に復旧できなかったけど都と木下孟一氏が山小屋と浴場を作って三條の渓流が合流していることからこの名を付けた、ということらしいです。

一言だと、三條の渓流が合流しているから

こちらが、その初代小屋番の木下孟一氏と、2代目の木下昇氏です。

また、食堂の一角には“文庫”として書籍が置かれています。ネットを封じられた今、僕はヒマを持て余しているわけです。そうなるとココを物色するしか道はありません。

思い出のアルバム的なものもあり、三条の湯の歴史に触れることが出来ます。

三条の湯の夕食

いくつかの本を部屋に持ち込み、だらしなく転がりながら目的なくページをめくる。そんな過ごし方もいいのではないでしょうか。

そうこうしているうちに、男性スタッフさんが「食事ができました」と呼びに来ました。僕のほかのもう1人の宿泊客も夕食を共にします。

三条の湯の夕食。ご飯はおかわりし放題。白湯も飲み放題。さっき水場で見かけた野菜。これ実は三条の湯のオーナーの畑で獲れたものだそう。このあたりで仕留めた鹿の肉のローストも出てきました。

地のもの、しかもジビエをいただけるとは何だか得した気分です。ちなみに甘露煮(ニジマス)は地のものではないそう。

スタッフさんがトークで場を盛り上げてくれるので、はじめて泊まる人でも楽しい夜になると思います。

なお持ち込みは自由ですが、こちらでお酒を注文することもできます。僕は『鹿肉の燻製 300円』が気になったので、明日出発時に受け取れるようお願いしておきました。

スマホのUSB充電も出来ます。

楽譜の数々。フォークソングなんかで盛り上がる夜もあるのだろうか。

これは、スタッフさん自作の“ディジュリドゥ”。元はアボリジニの民族楽器。わざわざ吹いて鳴らしてくれました。「ドロ~ン」という感じの音。

希望すれば、食後にもお風呂に浸かれます。消灯の時間(21時)が迫ってきたので、めいめい部屋に戻ります。朝食付きプランの人は、朝何時に食べたいかを夜のうちに伝えておきましょう。

三条の湯の朝食

こちらは朝食。6時に出していただけるようお願いしておきました。一般的な朝食の時間の前に出発される人には、朝弁当という形で前日夜に用意してくれるそうです。

それとは別に、こちらは三条の湯謹製の弁当(800円)です。ちらし寿司です。必要とあらば前日に頼んでおきましょう。

食後のコーヒーで一息ついたら、出発の準備をしましょう。

食堂には熱々の湯が入ったポットが用意されているので、わざわざバーナーを使う必要はないのですがね。ほかの山小屋と三条の湯が決定的に違うのは、水の豊富さ。

このときは7月上旬でしたが、室内の温度は20度。外に出てみても、体感的に室内と変わらず過ごしやすいです。

三条の湯周辺

実は、三条の湯は登山道の要衝となっています。

この坂からは飛龍山へ行くことができます。飛龍山は埼玉県側からは大洞おおぼら山と呼ばれているようですが、語感的に飛龍山の方がイメージがいい…。

木こりでも住んでいるのかな?

サオラ峠へ抜ける道。

サオラ峠から左に進むと、今見えている『天平でんでいろ尾根』を経由し親川バス停に出るそうです。親川バス停というのは、お祭バス停の一つ先(丹波側)のバス停です。山小屋のお手伝いをされている方が教えてくれました。

この日は曇りのため、富士山は残念ながら見えませんでした。

昨日の夕食に鹿肉が出てきましたが、猟銃で撃って仕留めたものであるとのこと。先日は小屋の上のこの斜面に親子の鹿が現れ、逃げないように猟銃を用意してドーンと…。生命の営みが身近に感じられるかも。

三条の湯の前に掲げられている周辺マップによると、雲取山山頂へは『三条ダルミ』を経由することになるようです。

三条の湯から少し下におりて建物を見上げてみると、断崖に立っているように感じます。

下はテン場になっています。雨ということもあり、1人も利用していません。春と秋はめっちゃ混むそうです。

そうそう、出発の際に、昨晩お願いしておいた鹿肉の燻製を受けとりました。豚バラ肉ほどの厚さがあります。これで600円分。燻製チップはこのあたりのカエデの木を使っているそうです。

↓参考記事↓

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