東京・札幌連絡きっぷ“パシフィック・ストーリー”で、さんふらわあに乗船してきた | ジジイの氷割り

東京・札幌連絡きっぷ“パシフィック・ストーリー”で、さんふらわあに乗船してきた

 2016/06/09

飛行機での帰省にも飽きてきた今日この頃。LCC以外で、できるだけ安く、東京から札幌に行きたい…。そこで今回の帰省に、フェリーのお得プランを使ってみることにしました。


僕の地元は札幌市なんですが、最近はLCCのおかげで安く帰省することができます。しかし、こういつも飛行機でというのにも飽きてきました。今年、北海道新幹線も開業しましたが、料金は安いわけではありませんし、北斗までだし…。そんなとき、LCCとそう変わらない値段で、“パシフィック・ストーリー”なるきっぷを発見。バスとフェリーのセット!

太平洋を船に揺られてというのも楽しそうだと思い、さっそく電話で予約を入れ、きっぷの運賃を支払いに行ってきました。

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商船三井フェリーのサイトによると、東京駅ハイウェイバス窓口で出発の1ヶ月前から乗車時間の15分前まで販売しているとのこと。なので僕みたいに、数日前に支払いに行く必要はありません。(もちろん予約は必要ですよ)

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バス乗車券と、フェリーエコノミールーム乗船券の引換券が1枚の用紙にまとめられています。等級のランクアップは、フェリー乗船時に窓口で差額を支払うんだそうです。この券は、その都度切り離して使っていくようです。

LCCと同時期で比較してみても、すごく高いわけでもありません。

パシフィック・ストーリー LCC各社 当該区間
東京駅


札幌駅
東京駅
→札幌駅
バス + フェリー
9,990円
東京駅
→成田空港
900円~

成田空港
→新千歳空港
約6,000円~
(手数料含む)

新千歳空港駅
→札幌駅
1,070円

合計 9,990円 7,970円~

※価格は季節によって変動します。

上の表の航空運賃は最安時間帯の目安料金です。トータルでも料金的にそれほど変わりはありません。ですので、時間を気にしなくていいのなら、このセットプランは移動手段としては全然アリだと思います。ただし、大洗を18:30に出発して、苫小牧に翌13:30に到着なので、フェリーだけで所要時間は19時間です。旅先は太平洋ですな。

PacificStory003 シフィックという誤字を発見。何平洋だよ。
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さっそく東京駅八重洲南口から、14:00の出発です。最初に乗る『高速みと号』は4番バスのりばです。

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乗車時にハンコを押されました。

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週末利用で、乗車率50%ぐらいでした。

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宝町ランプから常磐自動車道、利根川を越え、バスは水戸駅へ。

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バス下車時に、一部が切り離されます。

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水戸駅北口に到着。

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水戸黄門ご一行。

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16:14、3番のりばから乗車します。アクアワールド大洗行き。

ここまで自分と同じ行動をしている人が一人もいません。ちゃんと合っているのか不安ですが、ちゃんと着きました。

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30分ほどで大洗フェリーターミナルに到着。

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下車時に、きっぷがまた一つ切り離されます。

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これから乗船する、『さんふらわあ さっぽろ』が見えますよ!

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さて、さっそく乗船手続きをします。

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乗船名簿に記入して、乗船券引換券と一緒に受付へ提出します。

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僕はエコノミールームからカジュアルルームに変更をしたいので、ここにチェックを入れます。差額3,090円を払って、雑魚寝から個室へランクアップ。なお、スタンダードルームなら6,170円、デラックスルームなら13,370円、スイートルームなら27,260円でランクアップできます。事前予約は必要ありませんが、部屋が空いてなければランクアップできませんから、早めに受け付けするか問い合わせすることをオススメします。

※価格は季節によって変動します。

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乗船券(下船券付)を受け取ります。席番号が与えられました。

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食事はバイキング形式みたいです。

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大洗町が舞台のアニメ『ガールズ&パンツァー』とかなんとか。

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待合スペースでは大相撲中継。

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トラックや乗用車から乗船です。丸腰(?)の人は最後です。

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乗船券が切り離されます。

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実は、船酔いしやすいので不安です。

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エントランス。これから19時間ちょっと過ごすわけです。

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特に用はありませんが、フロント付近をウロウロ。

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子供用の衣装も貸りられます。

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キャビンは階上のようです。

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個室と言ってもカーテンで仕切られただけですが、熟睡するには十分です。

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114番という名前を与えられました。

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枕元にはライトとコンセントが付いていて、充電器さえ持って来ればDVD三昧もできそうです。離岸前なので、まだネットもつながっています。

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さて、船内散策でもしましょうか。

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お風呂は夜以外入り放題です。

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ロッカーは100円返却式なので、100円持って来るのと持って帰るのを忘れずに。

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シャンプーとボディソープはおいてありましたよ。サウナもあるし、普通の銭湯とまるで変わらないです。

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ただ、浴槽につかって水面の傾きを見ていると、重力がおかしくなったんじゃないかと錯覚します。

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レストコーナーのテレビは中日巨人戦を放送中。

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喫煙コーナーは広くて、この中にもテレビがあります。

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エコノミールーム。今度乗ったらこっちに泊まってみよう。

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デラックスルームは完全個室。(スイートもあるよ)

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最上階にあたる第7甲板から、外に出ることができます。

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足の踏みはずしに気を付けましょうってことかな。

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メラニー・ティエリーでも現れてくれないかな。

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『さんふらわあ さっぽろ』は小高い丘くらいの高さがあるので、港町・大洗を一望できます。

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そろそろ出港、景色も夕暮れが濃くなってきました。

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今回乗ったのは、『さんふらわあ さっぽろ』ですが、『さんふらわあ ふらの』と交代交代で同航路を運航してるようです。ネットで空席照会時に、どっちの船になるのか確認できますよ。

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大洗のうんこビル。

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フェリーターミナルが意外と小さく見えます。さ、レストランに行ってディナーを食べましょう。

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キッズランドにガチャガチャに…何でもありますね。

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レストランの食事はバイキング形式のみ。

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お得な2食セット券(2,400円)を買いました。夕食時に済印を押されて、明日の朝食か昼食時に回収されます。(時刻ずれてる)

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90分1,200円と考えると、お得な気がします。元は取りたい。

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サラダバーの種類が豊富。

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刺身。ツマも船内で作っているのだそう。

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健介ー、肉食え肉!

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無限ご飯。

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別料金ですが、夕食だけアルコールも提供しているそうです。

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デザート盛り放題。

船上ということでテンションも上がり、舌鼓をバンバン打っていると、いつのまにか出港していました。

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どうか船酔いしませんように。

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船内探索を続けます。

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マリンシアターってことで、映画が放映されます。

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夜の部と朝の部の2回。

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ゲームコーナーも2か所あります。

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旅館とか行ったら、まずゲームコーナー見るの僕だけですか?

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これだけスポットがあるので、1日船の中で過ごしても飽きないと思います。

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フロントの横には、売店もありますよ。

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歯みがきセットやタオルなどのお泊り用品も売ってますよ。

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4月の売り上げNo.2の、トミカ製『さんふらわあ さっぽろ』。ちなみにNo.1は、さんふらわあマークの付いているBon Voyage!スポーツタオルだそうです。

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さんふらわあキャップに、さんふらわあTシャツ。

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夜食のラインナップも抜かりなし。

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関東と北海道のお土産が並んでいました。

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富良野限定、ふらのサブレー。富良野の食材限定で作っているということかな。

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懐かしの公衆電話があります。

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衛星回線なので、声が遅れて聞こえるよ。

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波が穏やかなのか、揺れが少ないので、出番はなさそうです。

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さんふらわあ文庫

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誰だあやしげな本を混ぜたのは。

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マッサージ機。至れり尽くせりですね。有料です。

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ホテルの中かと勘違いしそうですが、たまにくる“揺れ”で船上にいることを気付かされます。

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自販機コーナーが各所にあります。

あと、みんなが知りたいのは携帯電話の電波状況ですよね。

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たまにつながる

僕のスマートフォン(mvno)では、大洗を離れた直後から不安定になりました。特に三陸沖を航行中は、ほぼ電波を拾えなくなりました。

明日は朝から“巡視活動”をしたいため、本日これにて就寝です。

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