<お遍路宿紹介>宿坊:第24番札所 最御崎寺『へんろセンター』
ご注意
本記事は当時の経験として残している記録になります、現在の営業を保証するものではありません。ご利用をお考えの場合は、施設に営業状況をご確認ください。
お遍路宿の紹介です。第24番札所 最御崎寺(ほつみさきじ)さんの宿坊『最御崎寺へんろセンター』に泊まりました。室戸岬の先端の丘の上に位置しています。
2016/9/19宿泊
Googleマップのキャプチャより
室戸岬は海岸段丘の代名詞みたいな場所のようですね。最御崎寺は前の薬王寺から70km以上の距離がある上に、最後に登らされるというお遍路さん泣かせの寺です。
台風が近づいていたため、玄関の中に自転車を入れさせていただきました。
充実のグッズ売り場を通り抜けて2階へ。今日は団体さんが来ているようです。僕と同時くらいにチェックインした歩き遍路の方も一人いました。ちなみにこの時の宿泊料金は、1泊2食付き 6,500円、1泊夕食のみ 5,500円、1泊朝食のみ 5,000円、素泊まり 4,200円 でした。その後、料金に変動ありましたので以下に載せておきます。
2021年9月時点
プラン | 料金(税込) |
1泊2食付 | 7,000円 |
1泊夕食のみ | 6,000円 |
1泊朝食のみ | 5,500円 |
素泊まり | 4,700円 |
となっています。
釈迦という部屋に通されました。
3人部屋のようです。
部屋に洗面所やトイレが付いています。設備で不満を言うとすれば、スマホに電波がほとんど入らないことだけ。(スマホによると思いますが、僕はドコモ系mvno回線を使っています)
洗濯所とお風呂場は別棟です。洗濯200円、乾燥100円。不自由もなく快適ですが、一応宿坊なので“ゲームコーナー”は無いみたい。ビールやチューハイの自販機はありました。
洗濯かけて1階の食堂に行くと、すでに食事を終えかけの団体さんがいました。夕食には高知らしくカツオのたたきがでました。どうやらバスで区切り打ちしているそうです。
お風呂も時間帯によって団体さんと重なるとにぎやかです。お湯かけ大師像もおられます。
こちらの宿坊は朝のお勤めがあります。
朝6時、4階の観音堂にて。団体さんとしばし待っていると、住職が登場。住職にしてはお若い方で、住職のお母様が女将です。
住職が読経をあげる時には、たまにみんなで声を出す場面があります。団体さんはすごいですね。お経が頭に入っているように、すらすらと読み上げます。
法話の内容は、真言宗をはじめとする仏教で使う数珠について。大変興味深いお話でした。内容はあまり覚えていません。終了時に、お大師様キーホルダーをいただきました。
このあと1階の食堂で朝食という流れですが、僕は夕食のみプランですので、お部屋で出発の準備をします。
この時は台風のさ中だったのですが、女将のアナウンスを聞いているとなんだか大丈夫な気がしてきます。
女将のご厚意で、台風が去る13時ごろまで滞在させていただきました。
拝啓
来年4月ごろ 初めての遍路を24番最御崎寺から 自転車で土佐と伊予の国打ちでやろうと思っています。金剛杖、白衣、菅笠、納経帳、納め札などの必需品を揃える為 まず1番阿波霊山寺へ行く必要あると思っていましたが そちらでも これらの物品を購入可能ですか?可能なら手間が省けていいのですが。 ご教示頂けますと嬉しいです。
敬具
池田
池田博志さん
コメントありがとうございます!
先に挙げられた遍路用品なら、最御崎寺のような中規模以上の札所であれば、
おそらく手に入れられるはずです。
ただ、「納経帳」に関しては単純に見た目の好き嫌いがあるでしょうし、
好きではないものの中から選ばなければいけないかもしれません。
逆に、「それも運命」と受け入れて買うのもアリでしょう。
おっしゃられるように、霊山寺で遍路用品を揃える必要は
ないのですが、霊山寺を発願寺にするお遍路さんが多いので、
その分だけ品揃えがいいのも事実です。
部分的に「いっぽ一歩堂」さんみたいな通販サイトで、
事前に購入しておくというのもひとつの手かもしれませんね。