お遍路中もらい忘れた御影を送ってもらいました
みなさんは“御影”をもらい忘れたとき、どう対処していますか?僕は最後になって1枚足りないことに気が付きまして、お寺さんにお願いして送っていただきましたので、その体験をつづりたいと思います。何のことって、四国八十八ヶ所の納経所でもらえる御影(おすがた)のことに決まっているじゃないですか。上の写真の白い紙のことです。
第81番札所 白峯寺の納経所
四国遍路をしているときに納経をする方は多いと思いますが、ご朱印とともに必ずついてくるのが“本尊の分身”ともいわれる御影です。
第1番札所 霊山寺の遍路用品売り場
霊山寺さんで納経帳を買ったときに、御影を御影袋に入れてもらいました。だいたい御影には、その寺の本尊が描かれていることが多いです。第3番札所 金泉寺さんの納経所で撮った動画をご覧ください。
第3番札所 金泉寺の納経所にて
このようにもらえます。お寺によっては受付に置かれており、「ご自由にお取りください」と言われることも。
金泉寺さんの納経所の女性はとても優しかった…。
お遍路1日目は計3枚の御影をゲットしました。ちなみにオレンジの用紙は散華(さんげ)と呼ばれているもので、お寺によって色が違います。
散華キャンペーン
散華を集めて専用の台紙に貼れば、飾って楽しめるよってやつです。閏年限定のキャンペーンだったので今はやっていないです。2016年から2017年にかけて御影とともにもらえました。
第66番札所 雲辺寺の御影
半強制的についてくるので、 基本的にはもらい忘れることがありません。
蛇足ですが、御影をいれる御影袋もコレクションしてみました。これはお願いしなければもらえなくて、専用の袋がないところがほとんどでした。各寺独自の雰囲気が出てるのが好きで、遍路中盤からお願いするようになってましたね。多分ウザがられていたと思います。
第61番札所 香園寺の御影
香園寺さんでは2枚ゲット。子安大師の御影のようです。何かと話題の宝寿寺(第62番札所)さんのものをいただいたわけではありませんw
結願したあとに徳島のホテルで御影を全部並べてみました。
こちらは散華。
コンプリートと思いきや1枚足りていませんでした。もらい損ねていたのは、どうやら種間寺(第34番札所)さんのもののようです。
まぁ数日前からうすうす感ずいていましたけどね。納経所の方の渡し忘れってことはないでしょうから、僕がもらい忘れたかどこかで失くしたんだと思います。
種間寺さんに電話で問い合わせてみたところ、「返信用封筒を入れて送ってくれれば、送りますよ」とありがたいお返事をいただきました。
さっそく種間寺さんに送ってみました。5月12日、東京の郵便局から。“御中”でいいのかな?会社か。
すると5月18日に家に届きました。消印は5月16日でした。早いですね!
弥谷寺(第71番札所)さんの納経所で尋ねてみたときなんかは、「いや~、送ったりというのはやってないですね」と言われました。基本的には対面で渡されるものなので、送ってくれるかの判断はお寺の方針によるものでしょう。
「何枚か足りてなくて気持ち悪いけど、現地まで行くほどではないんだよなあ…。」そんな人もいるのではないでしょうか。もしかすると対応してくださるかもしれないので、ダメもとで問い合わせてみる価値はあると思います。