【お遍路の疑問】なぜ神恵院と観音寺は一緒になっているのか | ジジイの氷割り

【お遍路の疑問】なぜ神恵院と観音寺は一緒になっているのか

 2022/04/22

四国八十八ヶ所霊場にはいくつもの不思議があります。その中で誰もが感じる王道の疑問、それは

「なぜ68番札所の神恵院じんねいんと69番札所の観音寺かんのんじは同じ場所にあるのか」

というもの。この記事を見ているあなたも、気になったからここにいますよね。

ちなみに神恵院と観音寺は香川県観音寺かんおんじ市にある札所で、一か所にふたつの札所があるラッキーポイント(?)です。

神恵院・観音寺の納経所
神恵院・観音寺の納経所

僕もお遍路で寄った際に、改めて疑問に思いました。納経したついでに、せっかくですので納経所の方にその理由を聞いてみました。すると以下のような返答をいただきました。

納経所の方

こちらはですね、もともとそこのお山の上に神社があって、琴弾八幡宮ことひきはちまんぐうっていう神社なんですけど、もともとはお寺と神社が両方一緒になっていて、神社の方に昔は68番札所があったんですね。かつてはお寺と神社は一緒に管理されとったんです。

そうすると『~院』というのは神社の呼び方とかですか?

納経所の方

いえ、そういうわけではないです。
神恵院というのは『別当寺べっとうじ』という、神社の社務もつかさどるお寺でした。

明治以降はお寺と神社が分離されたので、別当の神恵院が68番の役割を引き継いだということです。

納経所の方

琴弾山に神社の機能(68番札所)とお寺の機能(69番札所)がふたつあって、両方に札所の番号があてはめられとったんですけど、両方お寺の方で見るって形になったってことですね。

へぇ~、ちなみに神社の方のなごりは残っているんですか?

納経所の方

ええ、琴弾八幡宮は山の上にあります。大きい神社なんで、今もちゃんとありますよ。

というわけで理由は、琴弾山頂の琴弾八幡宮にあった別当寺が、明治の神仏分離令により観音寺の方に移ってきて今に至るからというわけでした。勉強になりますね~。

訪れたのは4月30日。神恵院の本堂から美しい庭園に抜けることができます。巍巍園ぎぎえんといいます。

巍巍園
巍巍園ではつつじが咲き始めていた

巍巍園は斜面と岩石と流水が融合した回遊式の日本庭園です。回遊できない時もあります。

お参りのあとは近くにある「本場かなくま餅 福田」に寄って、名物のあんこ餅うどんを食べましょう。

本場かなくま餅 福田
うどんの餅にあんこが入っている

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