サンドウィッチの日はタマゴサンドを食べよう
Egg Salad Sandwich in Tokyo
みなさん、サンドウィッチ伯爵を知っていますか?そうです、サンドイッチの語源となった人物ですね。トランプをしながら片手で食べられるようにっていうアレですね。サンドウィッチ伯爵の誕生日ということで、神戸サンド屋が今日11/3を「サンドウィッチの日」に制定しています。
ギョク(玉子)を食べれば寿司屋の実力がわかるというように、サンドイッチの基本もタマゴサンドであるのは異論がなかろうかと思います。そこで今日は、東京都内で食べられるタマゴサンドをレポートします。
メルヘン <関東他>
まずはこちら。サンドイッチハウス メルヘンは関東を中心に出店するチェーン店です。ピンクの制服を着た店員は、メルヘン女子と呼ばれていないとかいないとか。
タマゴサンド¥324。
特徴は白身の細かさです。さらに、この断面のすべすべ感たるや、たまご肌美人も看過できないはず。
サンドイッチって直角部分は手が抜かれるものですが、鋭角が嫉妬するほどフィリングが盛られています。割高なだけある。
ポポー <東京都荒川区西日暮里3-6-12>
ポポーは西日暮里の小さなサンドイッチ屋さんです。絶間なくお客さんがやってきて、店はいつも忙しそうです。
たまご¥220
みずみずしいフィリングが溢れ出んばかりに迫ってきます。程よい塩気の優しい味。
ご主人曰く、いろいろなマヨネーズを取り寄せて作って試したそうで、それほどマヨネーズが大事とのこと。
タワー <東京都杉並区阿佐谷北4-9-20>
サンドイッチ&とんかつ タワーという名の通り、とんかつサンドが名物のお店。あえてのタマゴサンド¥240。
ご主人曰く、「茹ですぎて黄身が黒くなっては絶対だめ。菜箸でゆで卵がつかめれば、それがゆで上がりのしるし。」
多めの具が良い感じです。マヨネーズから手作りですって。
どこか懐かしい、万人に愛されそうな味。
原島商店 <東京都渋谷区千駄ヶ谷5-26-5>
代々木のオフィス街にたたずむ家庭的な店、原島商店。鶏卵流通システムという謎の文言が。
ご主人曰く、仲間内で一緒に玉子を仕入れているそうで、青森から直送しているとのこと。愛嬌たっぷりの奥さんがキッチンで調理中。
タマゴサンド¥110。110円!?代々木で!!この安さも独自ルートの関係でしょうかね。
さすが玉子のプロ、裏切らない味。玉子のプロに裏切られた経験ありますか?ないでしょう。このあたりで働いている人がうらやましくなるほどです。
隣のタマゴ&ウィンナーサンドも美味~。
アメリカン <東京都中央区銀座4丁目11−7>
2015年5月28日追記サンドイッチセットを提供する喫茶店のアメリカン。
店内は佐賀インターナショナルバルーンフェスタのポスターでいっぱい!
コーンスープとサラダと飲み物が付くサンドイッチセットを注文、タマゴサンドで。¥1200。
ふかふかで密度の高い食パンを使い、他では真似できないサンドイッチで近隣の労働者から支持されています。
フィリングにしつこさがなく完食出来ましたが、食べ残したとしても持ち帰り用のパックを頂けます。
店頭でも販売しているのでタマゴチキン¥450をテイクアウトしたところ、「あれ金塊?」と思うほどの重さにびっくり。計ったところ511グラムありました。
サイズ感が良くわからないので持ち上げてみます。
あごの酷使は覚悟してください。一炊のアメリカンドリームを体験せよ!
センリ軒 <東京都中央区築地5-2-1 築地市場 8号館>
センリ軒は築地場内の魚がし横丁に軒を連ねる老舗です。今回唯一のデリカテッセンのないお店。海鮮ものに行列をなす観光客の隙間を縫うようにして入店。
コーヒーアーンという機械で淹れたコーヒーとともに玉子サンド¥500を注文。すると僕のテーブルに市場関係者と思しき人が座り、プリンを食べ始めました。見覚えのある顔をしていますが…。
おばちゃんがゆで卵の殻ををむいて、カウンターのご主人に渡します。出来上がったサンドイッチ、なんと、ゆで卵の4つ切り(2個分)が入っています。
見た目とは裏腹に、食べてみると意外にも違和感なし。パンにマヨネーズが塗ってあるので、食べている途中で『玉子サンド』になっていくのです。口内調理というやつでしょうか。目の前のおやじさんが誰なのかは最後までわかりませんでしたが、特製のサンドイッチという感じがして満足させていただきました。
えだおね <東京都杉並区荻窪5丁目23−1>
荻窪の商店街に構えるイートインが出来るパン屋 えだおね。京都出身の店長さんがつくる『タマゴサンド』がこちら。
オムレツサンド¥350。その名の通りオムレツがサンドされています。関西のタマゴサンドはゆで卵ではなく玉子焼きを挟むのが主流だとか。
オムレツの柔らかさが絶妙ですし、白と黒のパンで挟むところもユニークですね。
マヨネーズとケチャップのオーロラソースがパンに塗られていていいアクセントになっています。こんなサンドイッチが出てきたら、サンドウィッチ伯爵もトランプをする手を止めて無心でほおばったかも知れませんね。
カリーナ <東京都杉並区井草5丁目19-6>
上井草駅の間近で地元民の朝を演出するカリーナ。
ショーケースの品数は薄め。なぜなら作っても作っても売れていくから。
サイフォンで淹れるコーヒーは見てても楽しい。しかしいろんなコーヒーの淹れ方があるもんですねえ。サンドイッチを作る光景も目の前で見られたりと店内は形式美にあふれていて、小さなトレーに重ねられたサンドイッチもそれを構成するひとつです。
時間があれば店内で食べるのを強くオススメします。タマゴ¥200。
もし僕が上井草に住んだら週1は来るでしょうね。
シャルマン <東京都中野区中野5-52-15 中野ブロードウェイ 4F>
2015年4月11日追記中野ブロードウェイの4階で営業しているシャルマンですが、11時前にもかかわらず人が途切れることがありません。キッチンの中のご主人が、売れてるそばからどんどこ出来立てを繰り出してきます。
ナポリタンも食べたことがありますが、パンチが利いててたまに無性に食べたくなる味です。これ100円ですからね。
玉子¥190。
これもまた味が濃い目ですが、クセになるバランスです。
意外と高さはないものの耳を残しているので、トータルで食べごたえがあります。
粒こしょうがアクセント。
チキンカツサンド¥340もマスタードたっぷりでインパクト大。どれも個性が強いので、シャルマンだけでB-1グランプリが出来ると思います。BはベストのBやで!