『ワリパン』を揚げる | ジジイの氷割り

『ワリパン』を揚げる

 2014/04/22

以前、『上海小吃にて』という中華料理を食べた内容のエントリを書いたのですが、写真でも載せたアサリを炊いたやつについてくる揚げパン的なものがうまかったなあと常日頃思っています。40秒に一回思ってます。何かに集中したい時も、40秒に一回揚げパン的なものが脳裏をよぎって集中出来ないのでウンザリしているくらいです。


pan

上の写真の矢印のやつですね。断面を見ると生地が繊維状に束になっていて、食感はパリパリフワフワモチモチという感じです。CMでよくある、食パンを真ん中から二つに裂く行為はこれが発祥かというくらいのフワフワ加減なのです。明らかに揚げパンなのですが、揚げただけでこんなにフワフワになるものなのかと疑問は尽きないところです。一緒に入店した友人の桂弘君もいたく感激して、二ヶ月に一回は「あのパン行きましょう」と言ってくるほどです。あの店パン屋じゃねーんだわ。

そんな僕らを虜にする揚げパンですが、このほどそれに似た商品をハナマサで見つけましたので購入してみました。

waripan

割包(ワリパン)。冷凍状態で10個入り300円前後だったと思います。この時僕は、あの店の料理人はこれを揚げてるんだなと思い込んでしまい、気が付いたらゆらゆらと熱した油に割りパンを投入していました。危ない。

waripanage

ああ、見た目はこんな感じだったかも。中の繊維状の生地を見たいから、さっそく切ってみましょう。さあ、繊維!

waripanagewari

全っ然違いました。この昂ってからのガッカリ感ね。よく考えるとこんな切れ込み入ってなかったわ。しかも軽く解凍したまま食べた方がうまかったという。あーコレ、そのまま角煮とかを挟んで『角煮まん』にするやつじゃないですか。そういうキットではないですか、コレ。『角煮まんキット』がニコールキッドマンさんと語感が似ている事はさておき、“揚げてみたけど結局そのままの方がうまいよという車輪の再発明”を実体験した、今日はそんな話。

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2 Comments
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牧志
牧志
2014年7月10日 11:04

はじめまして。
記事の揚げパンですが「銀絲巻」ではないでしょうか。
どちらかというと台湾でポピュラーなようです。
http://taiwaneseinformation.web.fc2.com/TaiwanFood/GinsiMaki.html