文字通りの使い方
2014/08/11
韓国のサムスン電子のニュースを見ると、元中日のサムソン・リーが浮かぶのは僕だけでしょうか。長髪にイメチェンした友達に「サムソンリーじゃねーか」と言う機会を常に窺っている僕です。
さてさてそんな僕ですが、最近『文字通り』という言葉の使い方に注目しています。僕の認識が合っていれば、“比喩的な意味だけではなく、その字面通りの意味にも当てはまる”ような時に、「文字通り○○といったところでしょうか。」と使いますよね。みなさんも言葉遊びの感覚で「あー、まさに○○だー!」と合点する瞬間を楽しんでいることと思います。
先日、巨人阪神三連戦を見ていた時のことです。実況のアナウンサーの『文字通り』の使い方で首をかしげてしまいました。
「Aは昨年故障から復帰して今が正念場、文字通り背水の陣で今シーズンを迎えています。」
この文例なら、選手Aは実際に水場を背にしていなければなりません。
たぶんですけど、強調したいという気持ちが強くて誤用しているのではと思います。奇妙なことに英語の【literally(『文字通りに』の意)】でも同じ現象があるようで、読んで字のごとくという表現と強調の表現とを、頭の中で分ける作業が必要になりそうです。 プロのアナウンサーに対してアマのオタンチン・パレオロガスが何を言ってるのだとお思いでしょうが、たかが戯言と一笑にお付しください。
なお、元監督の堀内さんは解説の仕事を辞めて、国会議員の仕事に打ち込んだ方がみんなにとって幸せだと思います。
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同じように疑問に感じたことがあります かなり昔、高校バレーの全国大会決勝かなんかのテレビ中継でゲスト解説に中垣内氏が出演していたのですが、試合前にコメントを求められた彼は「文字通り爽やかなプレーをして欲しいですね」と言っていた 「文字通り爽やか」? いや、言いたいことは分かるのだが、「文字通り」の使い方、微妙に違くない? いいのかな、と長年モヤモヤしたままです
あかささん
コメントありがとうございます!
約7年を経て記事に賛同してくださる方がいることを知り感激です。
当時の僕に聞かせてあげたいです。文字通り諸手を挙げて喜ぶと思います。
同じくモヤっとして「文字通り」で検索し、辿り着きました。
先日のサッカーの試合で「前の試合は全得点を違う選手が決めた、文字通りどこからでも点が取れるチームです」とアナウンサーが言ってました。モヤモヤモヤモヤ…
言葉のプロですから、間違った誇張表現などせず、普通にアナウンスしてほしいものです。
今までのモヤモヤが溜まり、つい検索したら辿り着きました。
漫画や小説でも、文字通りの場面ではないのに使われているものを見かけます。そのたびモヤっとして内容から集中が逸れてしまって…。強調したいんだろうなぁと私も思いますが、漫画や小説ならば文字通りと説明しなくても伝わるよう表現をすれば良いよね、と厳しいことも考えてしまいます。
私もアナウンサーがしばしば使っているのを見て疑問を感じていたのですが、辞書には「比喩や誇張ではなく」とあり、決して字面通りでないといけないわけではないのかと解釈しました。つまり「適当に言ってるわけじゃないのよ」程度の意味でも「文字通り」を使うことがあるのかなと最近は考えをあらためています。
同じ疑問を抱いている人がいて私の考え方は間違いでないと分かった。