日野市民幸せすぎ!フードコート価格で絶品カレー【アナスドーサビリヤニ】
今日は東京都日野市の『イオンモール多摩平の森』の中のカレー屋さんを紹介します。多種多様な本格カレーを、ショッピングセンター内のフードコートにいながら気軽に味わえちゃいます。
その名も『アナスドーサビリヤニ』。イオンモール多摩平の森へのアクセスは、JR中央本線の『豊田駅』北口から徒歩3分となっています。
フードコートのひとつの店舗ですので、座席は共同となります。南大沢のカーンさんのカレーもそうですが、最近は本格インドカレーのお店が大型商業施設に出店するのが流行りなのでしょうか。
しかも、価格設定も低めに抑えられています。
ショッピングセンターということもあってか、キッズセット(450円)もラインアップ。子供のうちからカレー道の下地を養い、家族連れを囲い込もうって作戦なのかな?
セットメニューを注文すると、ラッシーかチャイを無料でいただけるみたいです。では、店名にも冠しているビリヤニを注文。
チキンビリヤニセット
チキンビリヤニセット(770円)。見た目からしておいしそうですね。もちろんバスマティライスを使用。
セットにはライタがつきます。飲み物サービスはラッシーを選びました。
この香り髙きチキンビリヤニ一口で、まるでここがタージマハルであるかのように錯覚します。二口で「わしゃマハラジャかい」なんてツッコミが漏れ出るでしょう。それもそのはず、スパイスのかけらがめちゃくちゃ出土します。クローブ・シナモン・カルダモン・ブラウンカルダモンが確認できました。
ラムビリヤニセット
ラムビリヤニセット(850円)をテイクアウトしてみました。ビリヤニもライタもパッキングしてもらえます。
お皿に盛り直しました。メニュー表によると、ラムビリヤニには32種類のスパイスを使っているのだとか。オレンジのスライスも入っています。よくラムチョップなんかに『オレンジソースがけ』ってのがありますよね。相性がいいのでしょうか。
マサラドーサ サンバルセット
ドーサも店名に冠されていますね。残る『アナス』は一体何なのかと聞いたところ、「社長の名前」とのことでした。日本的に言えば『すしらーめんりく』みたいな感じ?
ちなみに、ドーサとナンはカウンター内で作っています。ドーサとは南インドの伝統的なクレープ料理。対してナンはインドでは北の地域で供される食べ物。この店でインド食文化を幅広く網羅。もうインド行かなくていいじゃん。
マサラドーサ サンバルセット(850円)。チャイを合わせました。
クレープと言っても、見ての通りパリパリです。マサラドーサとは、カレー味のジャガイモをドーサでくるんだもののことを言います。
サンバルとココナッツチャツネでしょうか。サンバルは豆系の野菜カレーで、日本人の舌になじみやすいかと思います。ココナッツチャツネは甘くなく、マスタード系の風味が効いているので、大人の味と言えるかもしれません。
異国感が楽しめる一皿。
マムサムカララセット
マムサムカララ(ラム)セット(925円)をテイクアウト。電子部品が入っているような袋にナンを入れてくれました。
「黄金色に炒めた玉ねぎとココナッツミルクの甘みが、肉の旨味を引き立てる一品」とのことですが、甘いというよりはスパイスの濃厚さが印象的です。また、割ともったり感があるので、お米と合わせてもおいしいと思います。
ブラウンカルダモンの老獪な香りが味を締めています。グリーンカルダモンが若手芸人だとしたら、ブラウンカルダモンは大物司会者。
ブラウンカルダモンはこう使うんだと教えられた気がします。
本日のおすすめカレーセット
本日のおすすめカレーセット(650円)。この日は、冬瓜とチキンのカレーでした。
バスマティライス独特の香りがシャバシャバカレーとよく合います。
これね、650円のクオリティじゃないです…。
ラムニハリセット
気になっていたラムニハリセット(925円)というのを注文してみました。『骨付きのラム肉を煮込みました。』と説明がありますが、味について言及がありません。ニハリというのがわかれば味の手掛かりがつかめるかもと思い、店員さんに聞いてみたところ、「ニハリはステューね、カレーはちょっと」という返答をいただきました。ありがとうございます。
でもちょっとよくわからなかったので、席についてから調べてみました。すると、『すね肉を煮込んだインドのシチュー』とありました。なるほど、シチューのことだったのか。「シチューだからカレー要素は少なめである」ということを店員さんは言いたかったのかもしれません。
ゼラチン質のとろけるような味わいのすね肉がめちゃくちゃウマいじゃないですか。しかし、カレー要素はふんだんにあります。むしろカレーといってもいい。このフードコートにいる主婦が食べれば、「今夜カレーを作る予定だったけどまた今度にしましょう」と考え直すほどカレー。まあ、僕はウマけりゃ何でもいいんですが、味が気になるという方は、店員さんが「カレーはちょっと」と言った理由も考えながら食べてみてください。
この日は週末イベントということで、芸人さんの爆笑ステージを聞きながら優雅なひとときを楽しむことができました。
アナスドーサビリヤニ
品川の『サルマ ティッカ アンド ビリヤニ』や、銀座の『カーン ケバブ ビリヤニ』なんかと同じ系列の店のようです。ネットの情報をみると、アナスの方が低価格のようです。日野市民がうらやましい。