【茶房 武蔵野文庫】思いもよらずカレーが本格的な吉祥寺の喫茶店!
『茶房 武蔵野文庫』とは、なんとも洒落た名前ではないですか。東京23区のお店を回ることが多い僕にとっては、吉祥寺はちょっとした遠征。ですが、雰囲気があっていい店でしたので、行ってよかったと思います。
お寿司屋さんの力量を見定めるためには、“ギョク”を注文するのが一番だと言われたりします。じゃあ、喫茶店ではどのメニューで力量を見定めればいいのカレーですね。あっ、すみません!うまそうなカレーを前にして、自分が自分に食い気味になってしまいました。基本はコーヒーでしょうが、その脇を固めるフードメニューが大事だということで。
僕が注文したのは、カレーライス(900円)にプラス300円で、サラダとドリンクがついてくるカレーセットです。
ハンドスピナーのような器に乗っている付け合わせに、形式美的な付加価値を感じてしまいます。
まず、フロントマンのチキンとジャガイモが主張してきます。
そして、しっかりとバックで支えるのが苦みのあるカレーです。辛さはあまりありませんが、スパイスが丁寧にローストされているのでしょう。
このシャバシャバカレーに、先ほどの付け合わせのピクルスを混ぜると、いま一度違う色を見せます。
むね肉のさっぱりした味わいもいいものですね。なおドリンクは、コーヒーか紅茶かヨーグルトのいずれかを選べます。
アイスティーを選択。これはアレですね、アールグレイですね(多分)。
店内に飾られている井伏鱒二の直筆の書や、買うことのできる器、頭上に本棚がついていたりと内観も見どころです。