東京・函館きっぷで津軽海峡フェリーに乗ってきた
2017年9月に函館観光をしてきました。その旅の帰りに、フェリーとバスを利用した『東京・函館きっぷ』というプランを使ってみることにしました。
函館から東京までの料金比較
皆さんご存知の通り、函館は観光都市のため交通網が発達しています。僕が調べたところ、東京・函館間を結ぶルートは、以下の表のように大まかに3種類ありました。
※価格は利用当時のものです。
※津輕号について、現在は津軽海峡フェリーセット券の販売は終了しているそうです。(2021年9月現在)
【高速バス】津輕号の変更について(運行時刻・経由地等) – 弘南バス株式会社
料金に関しては最低料金を記載しました。成田空港や新函館北斗駅の発着の場合には、それぞれ東京や函館の中心地から離れているため注意が必要です。
この中では『東京・函館きっぷ』が一風変わっていて興味をひかれたので、こちらを選びました。函館から青森まで津軽海峡をフェリーで渡り、青森から東京までを夜行バスで移動します。もちろん逆のルートもあります。
夜行バスは2タイプから選べます。3列シートの『津輕号』は新宿・東京、4列シートの『パンダ号』は上野発着です。新宿で降りられるという利便性から、僕はちょっと豪華な『津輕号』を予約しました。
では、津軽海峡フェリーの函館ターミナルからレポートをします。
まず受付カウンターにいくと、乗船申込書に記入するように言われます。
クレジット決済していましたので、必要事項を記入するだけで乗船券を発券してもらいました。
こちらが今回乗船するフェリー『ブルーハピネス』です。2016年進水の、新しめのフェリー。
函館〜大間(ノスタルジック航路)を航行する『大函丸』も停泊していました。近くのラッキーピエロ港北大前店で買った、チャイニーズチキンバーガーを食べながら出船時間まで待ちます。
ターミナル内の売店は、お土産の品揃えも充実しています。
津軽海峡フェリー『ブルーハピネス』で青森へ
青森までの乗船時間は3時間40分。外(屋外デッキ)に出てもいいし、寝ててもいい。船の移動って自由に過ごせるから、僕はあまり時間が気になりません。
まずショップとレセプションがあります。
こちらはエントランス。
船内に飲食店はありませんが、フードの自販機がたくさんあるので小腹は満たせます。
『東京・函館きっぷ』は自動的に等級はスタンダードとなります。雑魚寝できる部屋がいくつもあります。26名定員×2室、24名定員×12室、22名定員×1室、18名定員×1室。
もうすぐ出港ということなので、外に出てみます。
17:30出港。
松前半島の向こうに沈む夕日がきれい。
船内に戻ります。函館と青森の間だけ航行するにはなんだかもったいない施設ですね。
こんな短い時間でもスイートを利用する客はいるのだろうか。中国の万元戸とかかな。
ゲームコーナーには懐かしの記念メダル販売機がありました。
シャワールームも完備。
タオルだけ持って行けば大丈夫。
キッズルームにはピカチュウがいました。
もう一度外へ。
船旅はいつも旅情をそそります。
スマホの電波は常にありました。
イカ釣り船かな。
青森の夜景。青森港フェリーターミナルが見えてきました。下船の時間です。
夜行高速バス『津輕号』で東京へ
いったんバス乗り場を確認しにターミナルの外へ。
出発時刻は22:10ですが、約10~15分前にバスは来るそうです。
それまではフェリーターミナルの中で待機しましょう。まぁ、それしかすることが無いのだけれど。
2階の待合室。飲食店はすでに閉まっています。
『津輕号』到着。青森駅が始発なので、車内にはすでに数名の乗客がいます。ちなみに青森港フェリーターミナルでの乗降は、『東京・函館きっぷ』の利用客のみ可能だそうです。
独立シートで足も伸ばせるので快適に過ごせそうです。トイレもついています。
バスタ新宿の到着目安時刻は翌7:20、乗車時間は約10時間10分です。東京駅なら到着目安時刻は翌8:00となります。
バスはこのあと、あおもり健康ランドで乗客をピックアップ。紫波SA、国見SA、佐野SAで休憩タイムを経て、予定より20分ほど早くバスタ新宿に到着。
新幹線や飛行機と比べると時間がかかりますが、季節による料金の変動が少なく、普段と違うことがしたいならおすすめです。
↓こちらから予約サイトに行くことができます。
バスとフェリーで行く東京・函館きっぷ – 弘南バス株式会社