【初台・山田屋】そりゃ人気なわけだ… | ジジイの氷割り

【初台・山田屋】そりゃ人気なわけだ…

 2024/04/29

一部トッピングの中止

本記事でも登場しているトッピングメニューの『チャーシュー(5枚)』『自家製味付煮玉子』は、追加でのトッピングができなくなりました。
あと『日本酒1合』もメニューから無くなっています。
2025年3月時点

東京は初台にひっそりたたずむ食堂。昼時は近隣のオフィスワーカーでにぎわうその店の名は『山田屋』。今風の言葉で言えば町中華だ。

山田屋は西新宿小学校のとなりの路地裏にある。正式な住所もやはり西新宿であるが、私は初台と前述した。なぜなら西新宿にはもうひとつ山田屋(最寄は西新宿五丁目駅)があるのだ。便宜上そちらと区別するために、客たちは初台駅に近いこちらの山田屋を初台の山田屋と呼んでいるようだ。(たぶん)

初台山田屋の行列外観
昼どきは入店待ち

気になって入店したが最後…リピートが止まらない

昼時も過ぎれば『売り切れ』の紙が貼り出される。遅いランチともなれば多数の紙でドアは占領される。

初台山田屋の終売の貼り出し
終売の貼り出し

行列もできる人気店なのだからさもありなんだが、絶望することはない。なぜなら、山田屋はメニューが多いからだ。肉がなければ炒飯を、ご飯がなければ麺類を頼めばいいのだ。

初台山田屋の店内
山田屋 店内

麺類もなければ…何があるか聞けばいいだろう。山田屋の人はやさしく提案してくれるはずだ。

値上げ

2025年5月ぐらいからメニューの値上げをしたようです。記事内の価格は訪問時のものです。

2025年5月のメニュー表。赤文字が辛いメニュー
2025年5月のメニュー表。赤文字が辛いメニュー

2025年4月までのメニュー表はこちら

山田屋は以前から気になっていたが入ったことがなかった。だが、入ってみると通いたくなる魅力があった。食べ終わるたびに、次は何を食べようか自然と決めていた。そのループである。今後も通っていくだろうと思ったから、このページを人知れず更新していくことにしよう。

2024年1月
五目そば

初台山田屋の五目そば
五目そば 930円

さらっとしたタンメン風の五目そば。塩味ベースのスープで細麺が進む。具だくさんで腹持ちが良いので、1杯で満足感がすごい。あとチャーシューうますぎ。

2024年1月
炒飯 + 半餃子(3個)

初台山田屋の炒飯
炒飯 840円

炒飯にはスープがついてくるのがうれしい。

初台山田屋の餃子
半餃子(3個) 280円

3個の餃子がいいのよ。たった3個を焼かせて申し訳ないが、この3個でQOLが上がるのを感じる。

2024年2月
焼肉ライス

初台山田屋の焼肉ライス
焼肉ライス 880円

豚肉にからんだ甘辛いタレがいい濃さでご飯が進む。シンプルながら1番人気のメニュー。

初台山田屋の焼肉ライス
豚肉にからむテリテリのタレ

まったくパサパサしていないから食べてて楽しい。やっぱ食感て大事やね。

2024年2月
かたやきそば

初台山田屋のかたやきそば
かたやきそば 920円

醤油風味の餡に酸味のアクセント。

初台山田屋のバリバリのかたやきそばの麺
バリバリタイプの麺

餡をかき分けるとかたい揚げ麺。混ぜながら餡を吸わせて半分柔らかくなったら食べごろだ。

2024年2月
ワンタンメン

初台山田屋のワンタンメン
ワンタンメン 740円

ワンタンが入った昔ながらの醤油ラーメン。山田屋の麵類はおしなべて量が多い。学生街かと錯覚するくらいに。

初台山田屋のワンタン
ワンタン 10個ぐらい入っている

冬の飲み会のあとに屋台で食べたい。あとチャーシューうますぎ。

2024年3月
炒麺チャーメンライス

初台山田屋のチャーメンライス
炒麺(チャーメン)ライス 980円

チャーメンという謎の麺類にご飯(スープ付き)がセットになっている珍しいメニュー。一口すするとむべなるかな、ガーリキーな塩焼きそばでご飯が欲しくなる。麵自体の粉が溶け出ているのか、片栗粉のとろみなのか、若干“もったり感”があるのが特徴だ。イチオシ。

初台山田屋のチャーメンライスにチャーシュー追加
炒麺(チャーメン)ライス 980円 + チャーシュー(3枚) 180円

2024年3月
チャーシューメン + チャーシュー(5枚)

初台山田屋のチャーシューメン
チャーシューメン 860円 + チャーシュー(5枚) 300円

チャーシューが5枚のったチャーシューメンに、追加でチャーシューをブースト。

初台山田屋のチャーシューにチャーシュー5枚追加初台山田屋のチャーシューメンの麺
チャーシューを花びらのように配置してくれた

甘みを抑えた噛み応えのあるチャーシューがサイコー。

2024年4月
ジャジャメン

初台山田屋のジャジャメン
ジャジャメン 790円

辛い料理もおいしい。そしてコスパもいい。

今日日「ジャジャメン」と聞くと、日本だと甘辛い肉味噌がのった「ジャージャー麺(炸醤麺)」が想起される。汁なしのやつだ。でもこれはちょっと違う。

初台山田屋のジャジャメンのひき肉初台山田屋のジャジャメンの麺
この穴あきスプーンほしい

ピリ辛のスープは見た目よりは辛くない。ほかのメニューの「カラシ」を銘打ってるものに比べたら、辛さのレベルは低い。ひき肉からじわじわと染み出たうまみと混ざり合ってあと引く味わいがある。

穴あきスプーンが有能だ。最後にゴロゴロ沈んだひき肉を残さずすくえる。

2024年4月
コーン味噌ラーメン + 自家製味付煮玉子 + バター

初台山田屋の『味噌バターコーン』
コーン味噌ラーメン 920円 + バター 100円 + 自家製味付煮玉子 100円

『味噌バターコーン』が食べたくなったので、コーン味噌ラーメンにバターと自家製味付煮玉子をトッピングでカスタム。

初台山田屋のコーン味噌ラーメン初台山田屋のコーン味噌ラーメンの麺
このスプーン万能

そもそも味噌ラーメン単体が普通にうまいんだが。

2024年4月
カレーラーメン

初台山田屋のカレーラーメン
カレーラーメン 860円

いわゆるカレー南蛮の麺が中華そば、それがカレーラーメン。色物扱いせず食べてみてほしい。カレー好きも満足すること請け合い。

初台山田屋のカレーラーメンの麺初台山田屋のカレーラーメン
こってりスパイシー

あと、その日はもう食事取らなくてよくなる。

2024年4月
五目ヤキソバ

初台山田屋の五目ヤキソバ
五目ヤキソバ 990円

玉子やチャーシューが入った炒麵(チャーメン)といったところか。たしかに、これだとご飯はトゥーマッチかも。よく考えられたバランスである。しっかし、ボリュームよ。

初台山田屋の五目焼きそばの麺
野菜が多いから意外と罪悪感は少ないよ

麺をズモッとすすったときの焦がし感、これは一般家庭にある温室育ちのフライパンでは出せないプロの味だ。

たまに夕方の情報番組で、「学生たちにお腹いっぱいになってほしい」的なことを語る食堂の店主を見かけるが、そのサービス精神を彷彿とさせる。

2024年5月
麻婆豆腐ライス

初台山田屋の麻婆豆腐ライス
麻婆豆腐ライス 880円

麻婆豆腐は中華の基本であると思う。単品がないので定食で注文。絹ごし豆腐。

初台山田屋の麻婆豆腐初台山田屋の麻婆豆腐ライス
家庭的だが辣(ラー)が効いている

麻婆豆腐であるので痺れの麻(マー)の要素はないが、しっかりと唐辛子の辛さの辣(ラー)が効いている辛口タイプだ。とろみと油膜のせいでいつまでもアツアツ。ご飯の上に移して冷ましながらかき込もう。

2024年5月
つけ麺 + チャーシュー(5枚)

初台山田屋のつけ麺にチャーシュー追加
つけ麺 740円 + チャーシュー(5枚) 300円

つけ麺単品に追いチャーシュー。つけ汁の中にも1枚チャーシューが沈んでいたが、追いチャーシューとは違うタイプで得した気分。

初台山田屋のつけ麺初台山田屋のつけ麺
つけ汁にうま味を加える用途のチャーシューなのか、脂身は少なめで形が残っていた。つけ麺を頼む人はそう多くはないだろうに、仕込みの抜かりなさには驚かされる。

冷水で締められたいつもの細麺と、あったかい醤油ベースの濃厚つけ汁。味変に追いチャーシューが一役買ってる。

2024年5月
中華丼

初台山田屋の中華丼
中華丼 760円

野菜がたくさん入った中華丼。シャキシャキでみずみずしい野菜炒めの塩味あんかけ。

初台山田屋の中華丼
トロトロアツアツ

熱すぎて食べきるのに15分かかってしまった。

2024年5月
からしつけ麺 + チャーシュー(5枚)

初台山田屋のからしつけ麺にチャーシュー追加
からしつけ麺 830円 + チャーシュー(5枚) 300円

からしつけ麺単品に追いチャーシュー。

初台山田屋のチャーシュー初台山田屋のからしつけ麺
追いチャーシューとすでに沈んでいたチャーシュー

嗅いでいるだけでじっとりと汗をかくような唐辛子の香り。

初台山田屋のからしつけ麺
ラー油の旨味を食べてるみたい

激辛とまでは言えない、個人的には好みの辛さだった。

2024年6月
ラーメン

いつもメニュー表の先頭にあるラーメン。だが、ベタすぎて注文しようと思ったことがなかった。先日相席した見知らぬおじさんが、旨そうに食べていたのが印象的だった。まるでお務めを終えたあとの1食目のようにしみじみと味わっていた。原点にもどるつもりで私も食してみた。

初台山田屋のラーメン
ラーメン 580円

表面にうっすらと浮いた脂が芸術性すら感じさせる。

初台山田屋のラーメンの麺初台山田屋のラーメンのチャーシュー
麺とチャーシューの箸上げ

シンプルな醤油ラーメンだけれども、食後に残る満足感。値段のせいだけではないはずだ。

2024年6月
ピリ辛ヤキソバ

初台山田屋のピリ辛ヤキソバ
ピリ辛ヤキソバ 850円

ピリ辛なヤキソバ。匂いがすでに辛くて、実際にすすってもまあまあ辛い。野菜がみずみずしくて辛さからの退避にぴったり。「すすり」と「退避」の繰り返し。

初台山田屋のピリ辛ヤキソバの麺初台山田屋のピリ辛焼きそば
ピリ辛オイルをまとった麺の箸上げ

この繰り返しに無意識の中毒性が潜んでいるのかもしれない。家でこんなオイリーな焼きそばを作るのは罪悪感があるが、たまに来る山田屋でなら食べることを許可してあげたい。(自分に)

2024年6月
レバニラ炒めライス

初台山田屋のレバニラ炒めライス
レバニラ炒めライス 920円

油控えめでわりとあっさりとしている。卓上のラー油で辛みとアブラを増すもよし。

2024年6月
ヤキソバ + チャーシュー(3枚)

初台山田屋のヤキソバ(チャーシュートッピング)
ヤキソバ 800円 + チャーシュー(3枚) 180円

『ヤキソバ』はいわゆる塩焼きそばだ。そこに追いチャーシュー3枚。この外側を炙ったような香りがチャーシューのレベルを1段階上に上げているんだよな。

初台山田屋のヤキソバの麺
ヤキソバの麵の箸上げ

人気メニューの炒麺チャーメンライスの炒麺とはどう違うのだろうか。にんにくの香りは感じなかった気がするな。写真のピントが合ってないことについては謝るしかない。

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