【What3words】住所がたった3つの単語に!アノ場所は『あまえび・しっかりと・けんさく』
みなさん、『What3words(ワットスリーワーズ)』を知っていますか?What3wordsとは、世界のあらゆる場所をたった3つの単語で表すサービスです。そう聞くと、自分の今いる場所がなんという単語で表されているのかが気になるところです。さっそく調べてみました。
What3wordsとは
Wikiの説明によると、
What3wordsは、地球上を57兆個に分割した3メートル四方のマス目(グリッド)を使用する。各マス目には3語の英語のアドレスが割り振られている。
What3words#設計方針 - Wikipedia
とのこと。なお、現在では日本語にも対応しています。まあ、下のGIF画像を見ればおおよそイメージしてもらえるかなと思います。
アプリ版の画面をキャプチャ
待ち合わせ場所としても有名な“ハチ公像”を検索してみました。すると地図が切り替わり、“///ためす・おさらい・すめる”という3つの単語がハチ公像のあるマス目に割り振られていることがわかります。
ちなみにハチ公像のひとつ北のマス目は、“///おいつく・ほとんど・あるく”となっていますね。おそらくランダムなのに、微妙に意味を持っていそうな文字列なのが楽しい。そうなってくると、自宅にどんな単語が割り振られているかが知りたくなります。もしも、“///うんこ・おいしく・たべた”とかだったらうれしくないですか?狂喜乱舞して友達に自慢しますよ。
ということで調べてみましたが、何だか地味ーな単語で、文章にもなっていなかったのでガッカリしました。何という単語だったのかは言えませんよ、住所が特定されてしまうので。
みなさんも、下のブラウザ版の検索欄に建物や住所などを入れて調べてみてください。
クッキーの利用を了解すると、虫めがねマークのところから検索できるようになります。また、使用する言語の設定もできます。
有名なあの場所にはどんな単語が割り当てられているか
せっかくなので、他にもいろんな場所を検索してみました。(むしろここからが本題です。)
パリ 凱旋門
ブラウザ版の画面をキャプチャ
///すずめ・ばんぐみ・げんだい
海外の土地に日本語の情報がひもづけられているのが面白いですね。まあ、日本語に設定しているので当然ですが。
インド タージ・マハル
///ておけ・とうふや・さつまいも
和風な感じです。これだけで終わるのもいいんですが、期せずして面白い単語の組み合わせだったものを以下に紹介します。
新宿駅
///あまえび・しっかりと・けんさく
そうですね、間違えちゃマズいですからね。あまえびはしっかり調べましょう。
法政大学
///にくまん・しごとば・きっちん
肉まんを作るのが仕事なのかな。アカデミックな肉まんができそう。
坂本龍馬の墓
///にくじゃが・なんじかん・なべぶた
いや、文章になってる。とりあえず、じゃがいもは何時間も煮ちゃダメだよとアドバイスしたい。
琵琶湖
///こんがり・ぴっちゃあ・よなき
これは良いですね。ストーリーが浮かびます。2軍で日焼けしながら練習して、悔しさで泣く夜もあるよ、と。
原爆ドーム
///ひとくみ・だけど・むりょう
なぜ一組だけ?
エベレスト山
///かってぐち・できしだい・やってもらう
リフォームでもしたのかな。というか、“できしだい”ってテイストの品詞もアリだったらほぼ無限ですね。57兆のマスを埋めるのには、そういったものも使っていかなければ足りなくなるのかもしれません。
さて実はコレ、逆もできるんです。3つの単語を入れて、もしも該当する場所があれば表示してくれます。残念ながら“うんこ”とかはないのですが、面白ワードがどんな場所に割り当てられているのか調べることが可能なんです。
ちょっと・ちょっと・ちょっと
単語を“・(なかぐろ)”で区切ります。同じ単語3連発というのもいけるみたいです。
山形県天童市の畑地がヒットしました。たまたま日本の土地がヒットしましたが、海外に飛ばされる方が多いわけです。
ゆうじょう・どりょく・しょうり
週刊少年ジャンプの三大原則「友情」「努力」「勝利」。このワードに割り当てられているのは中国の土地のようです。
集英社本社だったら面白かったですけどね。
前述しましたように、日本語設定下でいじっておりますが、2018年9月現在26か国語に対応しているようです。では、『サイトの言語』という項目を英語に変更して以下の単語で検索してみましょう。
“.(ピリオド)”で区切ります。
every.little.thing
米カリフォルニア州の都市でした。
going.under.ground
米ニューヨーク州の都市。
unison.square.garden
オーストラリアの都市でした。
3単語のアーティストをいろいろ調べてみたのですが、なかなか該当しませんでした。
まとめ
今回『What3words』で遊んでみました。日本は住所インフラが整備されているので、さしあたっての導入メリットは感じませんが、海外では実用化が進んでいるみたいです。メルセデスベンツは将来の車両に搭載すると発表したとか。
ただ、住所不明だったり目印がなくても待ち合わせができるというのはスゴいことです。たとえば、河原でバーベキューしているときの待ち合わせとか、お花見会場でのピザデリバリーとか、ニッチな需要が想像できます。
もしかしたら、災害時に役立つ日なんてのも来るかもしれませんね。
ブラウザ版
What3Words map
アプリ版
Google Play
iTunes
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自主防災活動で要援護者 (特に高齢者) にスマホを持たせる運動をしています。位置情報はありますが、このアプリで位置を連絡し合う訓練をしたいと思います。
住所とか目印とか言わなくても分かりやすいと思いました。
上手に活用させてもらいます。