愛宕神社の千日詣り(ほおづき縁日)に行ってきた
さて、夏ですね。みなさん、浅草のほおづき市には行きましたか?なんでもほおづき市の発祥は、こちら東京都港区の愛宕神社が発祥らしいのです。
毎年6/23、24は愛宕神社の千日詣りです。愛宕神社で一番大きなお祭りは、9月の『出世の石段祭』とのことですが、こちらのほおづき縁日も由緒ある行事らしいです。
ということで、港区の愛宕神社に行ってきました。
それにしてもこの階段、険しすぎでしょ。これが『出世の石段』ですね。曲垣平九郎(まがき へいくろう)という御仁が、この石段を馬で登りきったと伝えられています。
こんなとこで転げ落ちたら、おばちゃん巻き込んじゃって大変です。身体が入れ替わるどころか即死ですね。
この角度も、下からだと壁に見えます。苦手な人は階段脇の『女坂』と呼ばれる、緩やかな階段で上るといいでしょう。
振り返ると、足がすくむ高さ。天然の山としては東京23区で一番高いらしい。現在は愛宕山の周りには高いビルが建っているので、そんなふうに感じられません。
山と言っても、階段の上には普通の神社と変わらない境内が広がっております。すぐ左に手水舎(ちょうずしゃ)があって、正面の茅の輪(ちのわ)をくぐって本殿にお参りすれば、千日分の御利益があると言われています。60回ぐらい続けてお参りしたいですね。
ご利益は、
・火に関するもの、防火、防災
・印刷・コンピュータ関係
・商売繁昌
・恋愛、結婚、縁結び
とのこと(愛宕神社HPより)。出世じゃないのか。
ほおづき市も大盛況。
我先にと手が伸びます。
境内で自生してていたほおづきを飲めば、子供の癇・婦人病に効くと言われていたそうです。これを手土産に帰るのが、江戸の人々の楽しみだったのかもしれませんね。
鯉も元気に泳いでいます。
茶屋の他に、この日は移動販売車も来ていました。
顔ハメコーナーもあるよ。
時間を空けて、夜にもう一度訪れてみました。
昼とはまた違って、風情がありますね。
日中も営業していたある屋台が、僕は気になっておりました。
こちらの幸福之小槌という幕を掲げた屋台です。いわゆるこういった縁起物の屋台も、縁日には定番ですよね。
店主の翁が、小槌の中に金ピカの細工品をひとつひとつ詰めながら説明をしてくれます。
聞けばこちらの翁、この日で引退されるというではありませんか。これも何かのめぐり合わせですし、一つ作っていただくことにしました。動画の撮影を許可していただいたので、一度説明しかけたところを制し、初めからやり直してもらいました。
小槌の中に縁起物を詰めて売るスタイルを、49年前に始められたそうです。
一個一個の細工品の説明は、上の画像をクリックしてご覧ください。今日で辞めるなんてもったいない。どこかで見かけた方はご一報ください。
小槌には『開運』の文字が刻まれています。
おっと、本題はほおづき市でしたね。1鉢2,000円のほおづきは、夜には全て完売していました。出世の石段を下って帰りましたので、結局とんとんですね。