鍋割山に登るなら鍋割山荘に泊まったほうがいい
山小屋の朝は早い。5時にはあさげの準備が始まります。
隙間から漏れる明かりと音。
こたつに残った昨夜の熱がありがたい。テーブルの上が徐々ににぎやかに。
「こんなのも撮るなんて変わってるね」と言いつつ撮らせてくれます。
朝食。普通に家でも食べたいくらい、バランスが取れた食事です。
宿泊客は400円のコーヒーが300円に。一服したので、そろそろ身支度を整えます。宿泊客の中では、僕が最後の出発となるようです。
来た時よりも美しく。
一個200円は良心的。シャケおにぎりと梅しそおにぎりを手に入れて出発します。
アクセントに木の芽なんて手が込んでいますね!
縦走~鍋割山頂から塔ノ岳山頂
さて、出発します。小丸、大丸、金冷シを通過し、塔ノ岳を目指します。200mくらいは塔ノ岳の方が高いです。
多少の登り下りはあります。
左側に目をやると、ピークに山小屋らしきものが見えます。
拡大写真がこちら。おそらくこのあと目指す尊仏山荘と思われます。確かに200mくらい上っぽい。
縦走中。
小丸(標高1,341m)
小丸尾根分岐。ここを降りていくと二俣の先あたりに出ます。一度下りたことがありますが、結構険しく感じました。
スミレとサクラでしょうか。
大丸(標高1,386m)。鍋割山稜はここまでです。
金冷シ(読み方:きんひやし)。ここからは大倉尾根の領域に入ります。しかし43って書いてあるな…。
塔ノ岳のピークは見えていますので頑張りましょう。
大倉尾根は塔ノ岳から大倉までですが、標高差は1,200mもあります。あと立て札に45とか書いてあるけどすごい数だ。
ついに最後の階段です。息は吸い込む前に吐ききりましょう。
頂上に着きました。人間は高いところに登るのが好きだな。
塔ノ岳【とうのだけ:標高1,491 m】。表丹沢の最高峰です。
やはり先ほど鍋割山領から見えていたのは、この尊仏山荘で合ってました。なんだかロッジって感じですね。
風が猛烈に吹いていて、体感的にとっても寒かったです。
CoCa Cola 500円。
一息ついたら下山しましょう。
下山開始~塔ノ岳山頂から大倉
下山開始。
7km(標高差1,200m)をひらすら下ります。
景色がきれいなことが大倉尾根の癒し。
植物が低木なので、景色が開けて見えやすいです。
花立山荘。
奥の岬みたいなのは『真鶴半島』だと僕は思うんですが。
立て札の番号がカウントダウンされていきます。
堀山の家。家なの?
ロードローラーでも使ったのかと思うくらい、きれいに平らにならされています。
登山道自体は歩きやすく整備されていますが、7kmはちょっと長い。
駒止茶屋。
いやぁ、ここは通称“バカ尾根”と呼ばれているらしいのですが、その理由もわかりますわ。バカみたいに長い。下りだからいいものの、逆コースは登りたくないなと感じます。体力に自信のある人なら挑戦ですね。
見晴茶屋。何個茶屋あんねんって感じですけど、それだけ難所なんでしょう。
雑事場の平。右の大観望経由で進むこともできます。迷わず左へ。
下の合流地点。
観音茶屋。
ここまで来てしまえば目をつぶってでも進めますね。
大倉尾根の0地点です!
物価が急落。
坂道!
登山者宿泊所 大倉山の家!
長ネギ苗、えびいも!
丹沢ゆかり!
大倉のバス停に戻ってきました。疲れすぎて、見たまま口にしながら降りてきてしまいました。
以下、所要時間です。ご参考までに。
↓
黒竜の滝 1:08
↓
尾関広氏之像 1:35
↓
二俣 1:39
↓
ペットボトル場 2:04
↓
後沢乗越 2:35
↓
鍋割山頂 3:49
↓
小丸 4:10
↓
小丸尾根分岐 4:18
↓
大丸 4:32
↓
金冷シ 4:42
↓
塔ノ岳山頂 5:00
↓
金冷シ 5:14
↓
花立山荘 5:27
↓
戸沢分岐 5:51
↓
堀山の家 6:04
↓
駒止茶屋 6:18
↓
見晴茶屋 6:37
↓
観音茶屋 6:52
↓
大倉 7:14
30分おきに渋沢駅行きのバスが来ます。
靴用の水場。泥を洗い流せるのがうれしい。どんぐりハウスで休憩。
どんぐりハウスでも何年か前から鍋焼きうどんを始めたとのこと。せっかくですので注文をしてみました。
柚子の風味が効いた塩ベースのあっさり味です。冬季限定だが春先まで需要をみながらやっているのだそう。
実はここの鍋焼きうどんが、鍋割山荘のスタッフの間でも「誰か食べた人いないのかな」と話題になっていました。食べましたよ!
はじめまして。草野さんの奥さまはお泊りになられているのですね。
奥さまとは随分前にお話をさせていただいたことはあるのですが、お元気そうでなによりでした。
僕も一度は泊まってみたいのですがなかなか機会がなくて…。