転職したので確定申告をしました
しましたよ、確・定・申・告。私事ではありますが、昨年転職をしまして、今回自身での確定申告が必要な状況になりました。一介の賃金労働者としての義務なので、確定申告書を作成してきました。申告書の作成・提出をしたので、作成会場の熱気をお伝えしたいと思います。
場所は税務署じゃなく新宿のビル
確定申告書の作成会場は三角ビル(新宿住友ビルディング)です。つばを飲み込んで耳抜きしながらエレベーターで上がります。
確定申告のお楽しみと言えば、何と言っても『還付金』ではないでしょうか。それ以外にないよね。
おおまかに、『給与申告をする人』『住宅ローン減税を初めて受ける人』『青色申告をする人』『不動産を売却した人』など、目的によってによって行き先が変わります。
僕は転職による確定申告なので、前の会社と今の会社の『源泉徴収票』を手に会場内を移動します。
『源泉徴収票』とは、もちろん『給与所得の源泉徴収票』のことですね。前の会社を退職する際に、送付時期を確認しておくのがいいでしょう。今の会社のものなら通常なら翌年の1月中にはもらえるはずです。
あと『生命保険料控除証明書』など、その他の書類があれば持って行きましょう。何を持って行けばいいのかわからないなら、何でも持って行きましょう。会場にはスタッフの方がいますので、何を添付すればいいのか教えてくれます。
とりあえず、さきほど入口で渡された台紙に書類をのり付けします。
YESかNOで矢印に沿って進むゲームのようですね。会社員か自営かを選んでいるようなところもあるので、ある意味ここは、人生ゲームの縮図のような場所かもしれません。
e-Taxで申告書作成 はたして還付金は…?
さて、次は設置されているノートパソコンで自ら作成します。わからないことがあっても、スタッフの方にその場で聞けるので安心です。
e-Taxを使っての作業です。要は、家でも出来ますけどe-Tax環境がない人は、この会場に来たら使えますよということですね。
ここでメールアドレスを登録するといろいろなお知らせを受け取れるようです。
ずんずん進んで行くと、利用者識別番号がバンっと出ます。のちほど会場のプリンターで印刷されるので控えなくてもいいです。
社名と支払金額・源泉徴収税額を記入する欄があります。源泉徴収票が複数ある人は、『もう1件入力する』を押して追加していきましょう。
社会保険料や生命保険料も忘れずに入力します。この場で還付される金額が出ます。
ここで振込先金融機関の入力をします。
逆に「あなたの納税額は、○○円です。」と出る場合があるようです。恐ろしいですね。まるで、1upキノコのつもりが毒キノコを食わされたようなものです。あるいは、バレンタインデーに女子に呼び出されて行ってみたら、「このチョコ○○君に渡して」って言われたようなものです。合ってます。
僕の場合は…、電動自転車が買えるくらいの還付金が戻ってきた、と言っておきましょう。(生活に潤いを与えるものでたとえるのがコツです。「私も確定申告行ってみよう!」となりますので。)
その後の流れとしては、提出用として送信票が印刷されます。これを、添付書類とともに提出します。
新宿区民と中野区民が提出可能です。
本人用として申告内容確認票も出ますので失くさずに保管しましょう。どうやら、来年からはマイナンバーの記載が必要になるらしいですよ。えらいこっちゃ。
この5日ほど後にシステムからメールが来て、還付金の処理状況を確認できるようになりました。還付金は、書類提出から3週間程度で受け取れるそうですよ。
(追記:僕の場合には10日ほどで口座へ入金となりました。早い!)
「還付金がもらえて嬉しい!」と喜んだりしますけど、結局は、自分の払い過ぎた税金が戻ってくるというだけなんですよね。野球のいわゆる“アピールプレイ”に似ていますよね。相手ランナーのタッチアップに「離塁が早い!」と審判に対してアピールしなければ、その走塁は正当化されてしまう。
アピールしに来ているのに、逆に追加で不足を払わされるパターンもあると聞きます。元来払わねばならないものとはいえ、怖いこともあるもんだなと思いますね。