スマホ、東海道本線の旅 | ジジイの氷割り

スマホ、東海道本線の旅

 2013/08/19

先日静岡県に行った時、生まれて初めての経験をしました。

“携帯電話を紛失する”

まさか自分が無くすとは思ってなかったんで、どう対処していいのかわからず軽いパニックになりました。

ことの経緯から申し上げます。その日JR三島駅に向かうため、朝の東海道本線に乗っていました。乗り換え案内をスマホで確認しながら移動です。すると画面がフリーズしてしまいました。この現象、よくあるんです。そんな時はスクリーンオフ(自動消灯)を待って、再びボタンを押せば直るんですね。いつものように消灯を待っていると、いつの間にか寝てしまいました。

三島駅に到着して、その足でバスに乗り換えました。一息ついておもむろにスマホを取り出そうとしたら、『ない』。自慢じゃないですが僕は携帯電話を無くしたことがなかったので、きっとどこかにあるはずと探しましたがやっぱり見つかりません。おそらく電車の中に忘れたのだと気づくのに、あまり時間はかかっていません。

家に着くまではどうにも出来ないので、バス内で『何が最悪の事態か』を考えていました。

・エロエロ関連を見られる。(なかった)
・メールの会話を見られる。(旅の恥はかき捨て)
・聴いてる音楽をチェックされる。(どうぞ)
・アドレス帳を盗まれる。(有名な人いないよ)
・高額な通話料を請求される。(やめて)
・見つからず機種変を余儀なくされる。(これが一番困る)

枚挙にいとまがありません。遠隔ロック機能はおろか普段ロックさえしていないので、悪用される前に打てる手は打っておかねば。

1.とりあえず鳴らしてみた→出ない
2.JR東日本にTEL→JR東海に聞け
3.JR東海にTEL→JR東日本に聞け
4.停止手続き

僕が三島で降りたあと電車は熱海で折り返して、今度は東海道本線を下って行くと言うのです。ややこしいことに熱海はJR東日本の管轄なんですが、熱海以西はJR東海らしいのです。もし、終点の熱海の車内点検で見つかれば問い合わせはJR東日本にしなければならなく、熱海より西で届け出があったらJR東海に問い合わせなければならないというのです。そもそもどこで見つかるかは僕にわかるわけないので、地道に何時間かおきに両方に問い合せました。忘れ物がこんなに大変なんて!

そして夕方くらいにJR東海の方で、預かってることを知ることが出来ました。見つかった場所は沼津駅ですって。沼津てあんた、僕だって降りたこと無いのに。沼津の駅員さんから連絡もらって、その時に僕のものである確認・証明をしました。そして新宿駅で宅送依頼届出書を書いたのですが、その時も「沼津はJR東海だよね…。」みたいな話し合いが始まって、危なくまたたらい回されそうになったので、記入しに来ただけの旨を話し事なきを得ました。

全ては自業自得であります。親切な人のおかげでまた、スマホを手にすることが出来てます。盗撮写真を壁紙にしてなくて良かったと、今回ほど思った事はありませんね。「何だねこれは!」と詰問されたら、スマホをさば折りしなけりゃならないですからね。

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