大人は投票行動をしゃべらない | ジジイの氷割り

大人は投票行動をしゃべらない

 2013/07/22

昨日、参議院選挙の投開票がおこなわれましたな。(前都知事風)

僕も夜になってから行きました。出口調査の人がいたらめんどくさいなと思っていましたが、19時過ぎだったのでそのような人は見ませんでした。ところであれみんな正直に答えるんですかね。テレビでは正直に答える前提で、20時に結果のようなものがバーンと出るじゃないですか。正確さに驚きと拍手ですよ。

逆に普通の会話で「○○さん、どこに投票した?」って聞いても言わないですよねぇ。むしろ聞くと大人として非常識みたいな目で見られます。だから、僕もそこもあえて聞いてるんだとわかってもらえる人間以外に聞くのは自重してます。(笑)

まあそんなに気にならないっちゃ気にならないですが、言ったっていいでしょう別にというのもどこかにあります。という話をしたら「入れた党によっては人間関係がギクシャクしちゃうからじゃない?」と言われて妙に納得しました。

でもアメリカなんかでは「コイツとは友達だけど思想が違うんだぜ」、みたいな関係ってありますよね?俳優や歌手が応援に駆けつけたり。日本人は関係がギクシャクしてから回復させるのが苦手なのかもと考えました。

でも待てよ、突然投票先聞かれたら躊躇するかも、って思いました。それは、おととい学生時代に選挙の立会人のバイトをしたことを書きましたが、そのあとの開票作業に参加したことに少し関係があります。

辺鄙な集落の小学校での作業を終えて、僕は区の体育館での開票作業に向かいました。中学時代の友達なんかもいてそれなりに懐かしがっていたわけですが、僕らの前には投票箱がドンと置かれまして、開票開始と同時に中から投票用紙がドバドバ出てきました。もちろん鉛筆で文字が書かれているものです。僕の作業は比例代表の用紙を振り分けるものだったと思います。

比例代表の用紙には、党名だったり人の名前だったりが書かれているわけですが、その時衝撃的な出来事が起こりました。その中に見覚えのある字を見つけたのです!

見まごう事無く僕の字です。そうです、僕は僕の投票用紙と再会したのです!似た字を書いた違う人かもしれないですって?いやいや、あれは間違いなく僕の書いた“大仁田厚”です。(大仁田かよ!)

僕は恥ずかしくなって目をそらしてしまいました、チラチラ見てもやっぱり僕の字なので目をそらしてしまいます。この状況、他人が見てもこっちが黙っていれば絶対にわかるはずがありません。だけど、その時は何だか恥ずかしくてそのような行動をしてしまいました。

ということで、投票先聞かれて躊躇するのを、僕はとやかく言える身分じゃありませんでした。さーっせんした!

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