築地『多け乃』でうまい魚を心ゆくまで堪能!さてお値段は?
東京・築地の有名店『多け乃』に、両親とともに行ってきました。食べたいものを紙に書いて注文する一風変わったシステムらしいので、とても楽しみにしてきました。それと、大体のメニューに値段が書かれていない“時価”状態だというのも気になるところ…。
築地の場外市場に店を構える『多け乃』。老舗のたたずまいがまた、期待感を抱かせてくれます。
平日20時ごろの訪問。のれんをくぐると、席に空きが無いようでしたが、2階に通してもらいました。
2階にはお客さんはいませんでした。さっそく気になるのが、壁に貼られたお品書き。
値段が書かれていない。よしよし、時価ってやつだな。
中には値段が付いているものも。かつ丼やチャーハンはごく普通の価格のようです。
まあ、高級魚のどぐろはこれぐらいするんでしょうね。とりあえずオヤジさんに瓶ビールとお造りを注文。お造りは適当に見繕ってくれるそうです。
そうそう、この注文方法が珍しいですね。2回目の注文からは、ボールペンでこの紙に書いて1階に落とすんです。落とし方はのちほど。
まずお通しの『新えだ豆』に手を伸ばして待っていると、音速の速さで『お造り』がやってきました。
新鮮な色してますね。ピンク色の刺身は『マグロの頭肉』だそうです。はじめて食べます。
なんともねっとりとした食感で、口に入れると溶けるような…。ありきたりの表現ですみません。とにかくうまい、全部!
ここで追加注文をします。この筒にさっきの紙を入れると、1階の厨房に届くそうです。2階にスタッフがいる必要がないので合理的。
『小あじ南蛮づけ』。下処理がていねいだからか、骨までおいしく食べられます。
普通にうまい『さば塩やき』。父が熱燗を追加。
『手づくりポテトサラダ』は期待を裏切らない素朴な味。
頼んだ中で、唯一値段が書かれていた『天丼』(780円)。海老とあなごの組み合わせ。
こちらは『魚のあら煮』。お店の方に聞いたところ、ヒラマサやカワハギなどをミックスして使っているそう。甘辛いタレが絶妙で、ご飯(orお酒)が進みそうです。母が言うには、「家で煮詰めても、こんなタレにはならない」らしいです。
さて、気になるお会計ですが、合計で11,700円でした。価格的にはまぁこんなもんだろうと思います。3人でおいしく食べて飲んでという感じですから。店を出てからも、好評だった『マグロ頭肉の刺身』と『魚のあら煮』の話をしていました。僕としては、両親が満足していたようでなにより。