どんぐり虫を育てたら…

 ネタ   2015年1月19日

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  • どんぐり 虫
    みなさんは“どんぐり虫”をご存知ですか?読んで字のごとく、どんぐりから出てくる虫のことです。この虫というのはイモムシのことですよ。拾ってきたどんぐりからイモムシを捕獲して、羽化させることにこのたび挑戦しましたので、その顛末を綴らせていただきます。

    ※この記事では虫が登場します。


    エピソード

    小学校の頃の話であります。何年生だったかは忘れましたが、遠足で拾ってきたどんぐりを大事にタッパーに入れておいたのです。その存在も忘れたころ、「アンタこれ」と母親がタッパーを開いて見せるのです。そこにはイモムシが蠢いていたのです。それも、こんな小さいどんぐり達のどこに潜んでいたのかと思わせるほどの数が。おののいた幼い僕はそのどんぐりの所有権の一切を放棄したので、その後どうなったのかは未だに不明です。

    母親に聞けば良いのかもしれませんが、「貴重なタンパク源だから…」とか何かをほのめかす発言が出てきたら嫌ですので謎のままです。人口爆発に備え、人類にとって食料確保が命題であります。日本でも昆虫食の時代がやって来るでしょうが、それはまた別の話。

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    ただ、今は“あれが何のイモムシだったのか”を知りたいという想いはあります。イモムシのつづきが見たい。それを解明するには、一にも二にもどんぐりを拾ってこなければ始まりません。さっそくビンを持って公園へどんぐりを探しに出かけました。

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    今回訪れた新宿中央公園には、どんぐりを実らせるブナ科の木が多くあります。悪い癖ですが、ネットで調べましたところ、カッコイイ成虫へと変態するようなので楽しみです。そこの期待も僕を駆り立てている理由であります。

    ちなみに採集時期は10月下旬です。

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    僕が探していると、同じように下を向きながら何かを拾っている女性に出会いました。聞けば小学校の先生みたいです。あっ、上の写真は野良猫ですよ。どうやら教材として使う為に採集しているとのことで、お手元にはたくさんのどんぐりがありました。

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    どの辺りで拾ったかをまんまと聞き出すことに成功し、労せずいくつかのどんぐりをゲットしました。これはクヌギのどんぐり。

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    こちらは帽子付き。

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    コナラや他のどんぐりも見つかりました。先生から「青山公園にはもっと大きなどんぐりがある」という情報をいただきました。

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    ビンを分けて、家の中で様子を見ることにしました。すると、一週間ぐらい経った頃に、クヌギのどんぐりのビンに変化が起こりました。

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    まるまると太ったイモムシが!

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    頭が茶色くてかわいい。記録として動画を撮ってみました。

    どんぐりから出てきたイモムシは土に潜ってさなぎになるらしいです。

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    新たなビンと土を用意します。

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    ビンに移動させると、嬉しそうに潜っていきました。

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    ビンの中にどんぐり以外のものが増えている気がしていたのですが、フンだったんですね。よく食うなあ。

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    このあと3日くらい動き回りながら土を食べ、下の方で動かなくなりました。さなぎになる準備でもしているのでしょうか。

    そうこうしていると、コナラなど細めのどんぐりから、

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    細めのイモムシが出てきていました。

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    明らかに違う種類の虫っぽいですが、これも“どんぐり虫”には違いありません。頭が茶色、体がクリーム色というところは共通点しています。

    我が子を見守る目になってしまいますね。わんぱくでもいいので、たくましく育って欲しいものです。

    さらなるイモムシの確保のために、先生が言っていた青山公園に行きました。

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    葉っぱの形から、ブナ科のマテバシイと思われる木を見上げると…

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    枝に付いているのが見えます。たしかに先生が言っていたようにでかいですね。

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    足元にはえだ付きのものがごろごろ落ちていました。喜び勇んで大量に持ち帰りました。しかし、このどんぐりからは二ヶ月待っても変化が全くありませんでした。おそらく青山公園にはどんぐり虫はいないと思います。どんぐり虫が出てきたという方はご一報ください。

    羽化!

    変化は突然やってきました。約一か月後でしょうか、細いイモムシのビンの方で、すでに羽化していました。

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

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    蛾が。

    我が子!蛾!

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    どうやら僕は、クロサンカクモンハマキという蛾を育てていたようです。ちなみに、本来羽化してほしかったのはこういう虫です。(Wikipediaに飛びます。)蛾ではないのです。

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    ぬけがら。蛾の繁殖力ときたら…。

    丸っこい方はまだ眠りの中です。

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    ヤフー知恵袋の情報では、本来ならば次の夏に羽化するとありました。羽化せずにそのまま土に還るという悲劇もあり得るそうなので、もう少しこちらは注視していくことにしましょう。

    コメント

    • 2016年の夏が終わりました。
      瓶の中で眠っていた子は羽化しましたか?

      2016年10月26日 10:35 PM | はる

    • はるさん

      コメントありがとうございます!
      秋になってから、こちらの記事を見てくださる方が多くいらっしゃいます。
      このあとどうなったか、気になりますよね?ですが、残念ながら…。
      見ての通り蛾は羽化しましたが、もう一方の子は土に潜ってから3日ぐらいで亡くなっていたかと思います。
      さなぎの時でも動くと聞いていたのですが、それもありませんでした。
      次第に土と同化していきました。自然界での羽化率はどうなんですかね。
      昆虫博士の方、いますでしょうか?

      2016年10月29日 2:17 AM | ヒローキ

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