小倉焼うどん、せっかくだから発祥の地へ | ジジイの氷割り

小倉焼うどん、せっかくだから発祥の地へ

 2013/10/14
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この日は 北九州市の小倉駅に来ました。せっかくだから小倉名物の「焼うどん」を食べておきたいなと思うのが旅の情緒というものでしょう。あなただってそうでしょう?生命の危機に瀕してない限り、マックで済ませるとかもったいないと感じるでしょう?そこで、駅の観光案内所で冊子をもらって来ました。

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えっ、今まさに“焼うどんフェア”の真っ只中じゃないですか!来月“焼うどんキャンペーン”で、再来月“焼うどんエキスポ”ってことないですよね?大丈夫ですね?はい、じゃあラッキー。

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しかも、なんということでしょう!訪れた今日10月14日は“焼うどんの日”ときた!これは食べるしかない。

さてさて、小倉駅周辺には焼うどんを出すお店がひしめき合っているようです。僕って迷って決めきれないタイプじゃないですか~?なので小倉焼うどん発祥の店を訪ねてみることにしました。

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冊子にはサッポロ一番の広告が。見た人が「ラーメンもいいね」となるのを狙ってるんでしょうか。

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冊子の食べ歩きマップにはなぜか載ってないのですが、駅近なので迷わず着きました。のれんをくぐると、背骨の曲がったおばあちゃんの店主と1人お客さんがいました。約50cm四方の小さな鉄板でかの焼きうどんを作っていました。

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席に着くやいなや焼うどんを頼みましたが、天まどというのがそれに玉子を落としたものだとあとから知って、それにしたら良かったと思いました。天まどなんてさ、ネーミングセンスがばっちりですね。

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僕はいつのまにか、家の台所でおばあちゃんが作るのを横で見てる孫になっていました。小さなおぼんに出来上がった焼うどんを乗せて、僕がそれを受け取ります。僕らの間に介在するこのおぼんが何とも印象的でした。

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正直特別な味ではないですが、この様式美はいつまでも見ていたいものでした。会計時に値段を確認して、濡れたふきんの乗ったおぼんに千円札と10円玉を置きました。店主に「10円なんて出して、いくら欲しいの?」と聞かれたので、僕が上を見て少し考えて「550円です。」と言ったら、すでにおぼんに550円が乗っていました。くっ、今度は自分がもらうおつりくらいはすぐ答えてやろう。

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