遠征から戻りました | ジジイの氷割り

遠征から戻りました

 2013/08/17

ちょっくら旅に出ていました。内容については明日公開しますが、それに先立ってバスの中でちょっとした事件に巻き込まれたので話しておきます。(ブログに書くことを“話す”だなんてとお笑いでしょうが、臨場感を表現出来たらとの思いからそう記述するに至りました。)

時は13日午後11時、僕は新宿発のバスに乗っていました。目的地には午前2時に着く予定なので、一番後ろの座席に身を委ねながら『2時間ぐらいは寝られるかな』と考えていました。バスは新宿の他に渋谷から乗る客をピックアップします。帰省シーズンという事もあって座席は次々と埋まっていきます。

当然二人掛けのシートに一人で悠々座っているのもここ渋谷までで、僕の隣には大学生らしい男が座りました。彼は座席に着くやいなや「すいません酒臭くて、飲みすぎちゃって…」と話しかけてきました。彼の様子を見る限りでは、確かに酔ってはいるみたいですが匂いも気になるほどではなかったので、僕も「いざとなったらコレで(笑)」と冗談のつもりでゲロ袋を勧めていました。バスが渋谷を出発して1分後、彼はゲロ袋をフル活用しだしました。

僕は冗談だろと言いたくなりましたが、彼はどんどこ吐きまくって袋はいっぱいになっているようでした。そしてその袋を持っているのも次第にままならなくなって、中の吐瀉物を床にぶちまけました。ふくろ意味、 ねー!!そうなると酒臭いどころの話ではありません。通路を挟んで隣の2席と前の4席の乗客は、えっ?えっ?といった感じでこちらを見てざわつき始めました。

車内トイレがそばにあるので、彼は何度か行き来して小康状態を保っていました。しかしその後ぶり返して周りの人のゲロ袋もすっかり消費して、それでもなお吐き続けるというびっくり人間ぶりを見た乗客の一人が運転手に状況を伝えに行きました。バスは換気・清掃の為に次のパーキングエリアに停まる事になりました。

僕を含め、後方2列の乗客は車外で待機を余儀なくされました。この難儀な状況を分かち合うという訳ではないのですが、乗客同士で少し話しをしました。そしてその時初めて、周りから僕は吐いた男と友達だと思われていた事を知りました。ウケますね。ウケねーよ。

運転手さんによる清掃が済んでも奴さんはトイレからなかなか出てこず、バスが出発出来ずにいました。乗客の無事が確認できないと出発出来ないらしく、運転手さんは何度も呼びかけていました。ようやく出てきた奴さんに救急車を呼ぶか聞いていたんですが、酔っ払いって一様に『それだけは勘弁!』みたいな神妙な顔をしますよね。最初からピリッとせえ!

バス酔いはしょうがありませんが、酒酔い乗車はいけません。やばいと思ったら乗って来ないでください。受難客からのお願いです。

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